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一人目 私の名前は…

若干のバトルシーンとボーイミーツガール的な?

能力とかでかぶっているのは勘弁願います(一応調べたんですが…)。


放課後、


帰宅組と部活組、それと準備組に分かれる中、帰り支度をする渉にほうきを持った佐藤が話しかける。


「お?もう帰るのか?てか文化祭の方はさぼりか?」


「違うっての。委員は迷路のさらに詳細を考えて、係りの方は段ボールを集めに行くんだよ。で、俺は集める方」


「だったら伊集院さんと一緒に行けばいいじゃねえか。段ボール持ってあげたら好感度アップ間違いないぜ。イベントは大事にしなきゃダメだぜ。いいな、文化祭、いいな、幼なじみ」


「幼なじみは違うっていってるだろ」


「いいのいいの、そういう設定の方が萌えんじゃん!」

「はいはい、それに伊集院さんは今日は習い事らしいからどのみちいないよ。じゃな」


「え、なにそのあらたなもえ要素!くわしくおしえろー!!」


佐藤は教室の扉まで追ってきたが、「はーい、ゴミ箱じゃんけんするよー。ださなきゃまけよ、じゃんけん…」という声に追うのをあきらめた。





とりあえず近くのスーパーにでも寄ってみるか。たしか家にもいくつかあったはず…。



そんなことを考えながら渉が歩いていると、いつの間にか目の前に同じ高校の制服を着て顔をうつむけた女子生徒が道の真ん中に立っていた。


タイのカラーが緑、だから三年生?でも道の真ん中でなにやってるんだ?



渉は避けようと道の脇を通ろうとすると、


「やっと、見つけた…」

少女がつぶやいた。


「いいえ…やっと見つけてくれたわね」


「?」


俺に言ってるのか?


「まさか、こうでもしないと気づいてくれないなんて、やっぱりあの幻惑者がいるわね。…」


渉は立ち去ろうとしたが、立ち去れなかった。

少女のさらに数メートル後ろに二人の男が立っていたから。



一人はこれといった表情はないが、もう一人はうっすらと笑いを浮かべている。

そして二人ともこちらを、女子生徒の方を見ている。



すると笑っている方が内ポケットに手を入れ、再びその手を出した時、その手には拳銃が握られていた。




それは考え事に(ふけ)っている彼女に向けられ迷わず引き金が引かれた。




渉はその瞬間体のすべての動きが止まった気がした。



銃声、そして、苦痛をこらえたうめき声に血が垂れる音。



渉は目の前の光景に目が釘付けになった。



それは少女がよろめきつつも無傷で立ち、撃った男が腕を押さえてしゃがんでいた。



この場面の状況、それは少女の体に当たった銃弾が跳ね返り銃を撃った男の腕をかすめていった、というの一連の流れの結果だった。




「いっっってー!くそ、話がちげーじゃねえかよリンゴ!あいつらは体は鍛えてないから銃弾とか効くんじゃなかったのかよ。」


しゃがんで怪我した男が叫んだ。

対してリンゴ、と呼ばれた男がこたえた。


「まれだが、きっとバリアのような能力が発動してたんだろ。ったく、ハチミツよぉ、一度拳銃を撃ちたいなんて…旦那じゃないんだからやめとけ。キャラかぶるぞ。」


ほら立て、と軽く蹴る。うー、いてー、と涙目になりつつ、ハチミツと呼ばれた男が立ち上がった。


「あなたたち、この町の住人じゃないわよね?」

「は、そんなの見りゃわかるだろ。」


「いや、この場合、みえてないからこそわかる、だろう?」


「そう、なら…!」


渉の前から少女が消えた。いや、消えた時にはすでに腕に傷を負ったやつ、ハチミツが吹っ飛び、塀をぶち破り、ハチミツの位置に少女がいた。


「なっ!」


一体なにが…



渉はなにが起きたかわからないが少なくとも塀をぶち抜いた男は確実に死んだだろうと思った。


「がーー、くそーさっきから俺ばっかり狙いやがって!」


「!!!生きてる?!」


「彼らは能力(ちから)を手に入れると同時に肉体も強化されてるのよ。自分の能力で自滅しないように」


能力(ちから)?自滅?」


「さて、説明はその辺で済んだか?こっちからも行くぞ!」



無傷の男、リンゴはそう叫び、気付くと指の間に爪楊枝(つまようじ)を指の隙間に二本ずつ、計十二本挟んでいた。


「行け」


リンゴが指を広げるとその爪楊枝全てがあり得ない速度で少女に向かっていった。


「!」


少女は咄嗟(とっさ)にしゃがんだ。はずれた爪楊枝はそのまままっすぐ電柱に当たり粉みじんに砕けた。


重力操作(グラビティ)?…にしても爪楊枝があなたの武器?まさかそんなもので私を殺す気?」

「いや、これでも普通の人間なら頭蓋くらい貫通するとおもうけどな。銃弾弾き飛ばすような奴殺せるとは思っちゃねえよ。

第一あんたの能力がわかんねえし。いや、わからないのがあんたらNPらの能力か」


く、とそれを聞いて少女の顔が軽く歪む。


「まあ、そんなデタラメなあんたでも。このスピードなら頭蓋は無理でも肉くらい貫通するだろ」


と言って男は腰につけていたウエストポーチから爪楊枝をケースごと取り出した。

さすがの数に少女が目を見開いた。


「なっ!」


「さてと、いきなりだが数増大。こんだけ撃てば何発かは刺さるだろ」


そう言ってリンゴは爪楊枝の入ったケースのふたをはずした。

その数何百本の爪楊枝が散弾銃のごとく放たれた。




が、爪楊枝の束は少女には当たらなかった。



少女は上にいた。



爪楊枝が放たれると同時に地面を蹴り、数メートル跳んでいた。



(かわ)した!


渉がそう思い、少女もそう思った瞬間、


「もらったーーー!!」


と声が聞こえ、熱の塊が少女に直撃した。…


空中で爆発が起こり、散った熱の塊が降ってきた。



渉は降ってくる熱の塊をよけつつ、少女の姿を探した。



いた。



あれだけの一撃を喰らいながらも、少女はその姿をとどめ、落ちてきた。


しかし、無事ではなく、制服は所々焦げ付き、スカートから伸びる太腿や手指に火傷のあとがあった。


「そっちは火炎操作(パイロキネシス)だったのね。油断したわ」


「へっ!そんなしょぼい火なんかと一緒にすんな。俺の能力は溶岩操作(メルト)!どんなものも焦げ溶かし、グズグズにしてやんよ。あてっ」


「このばかが。いちいち相手に能力を言うなっての。…やつらには相手の能力を封じる奴がいるらしいだからよ。が、おまえは違うみたいだな。

ちなみに俺の能力は指向操作(スピードシューター)、詳しくは言わねえが、重力操作(グラビティ)と勘違いしてるなら間違いなくお前の負けだ」


「結局リンゴも名乗ってんじゃねえか」


「少なくともおめーみたいに能力はばらしちゃねえだろうが」


そんな遣り取りの中、少女は腕を組み、顎に手を当て、


「なるほど、火炎操作なら私なら燃え移らないしただ熱いだけだけど、溶岩操作だと塊、があるから直撃すると火傷だけじゃなくて普通にダメージが残るわね。そしてあの男の能力、指向操作は多分、物体の速さとその向きを操り、発射することができる。あれなら上下だけでなく、すべての方向に物体を飛ばすことができるみたいね。重力操作と違って私自身には能力の影響を受けない分ましで地味な能力っぽいけど、案外やっかいね。でも…」


と、つぶやいていた。



さすがにそのつぶやきの長さの異常に気づいた二人が少女の方をみた。


「……………」


「…れはまだわから…」


「……………」


「…………隙有り」


ハチミツ男が溶岩(メルト)を放った。


「…!いきなり何すんのよ!人が考え事してるときに!」


「いやお前こそ今の状況わかってんのか?」


「はっ!しまった、つい考え込んでた。治せって言われてもなかなか治らないものね。気をつけなくちゃ」


うん、と自己完結を終えた少女は、


「それじゃあ、いくわよー!」


と二人の敵に向かっていった。

今度は目で追える速さで動いていた。


「へっ!そんなに遅ければただの的だぜ。」


おら!のかけ声とともに複数の熱の塊が飛ばされた。



それらを少女は見えないスピードで避け、一気に距離を詰めた。


「まだだ。」


リンゴは少女が詰めた場所を先読みして、すでに鉛筆を三本構えて、発射していた。



鉛筆を地面にたたき落としたような音が耳が痛くなるくらいに響いた。



鉛筆は少女に当たらず、そしてリンゴの背後に少女がはまわっていた。


「どうやらまっすぐにしか飛ばせないみたいね。」


「っくそ!!」


リンゴは再び発射しようとするが、それより先に少女の拳が背に刺さった。

少女の一撃によって生まれた風が渉の方まできた。が、リンゴはその直撃を喰らっても吹き飛ばずに耐えていた。


…こいつ、能力はともかくやるわね。でも、今の一撃でかなり削れたはず。


少女は放った拳を引こうとするが、引く前にリンゴに掴まれた。


「しまっ…」


「吹き飛べーー!!!」


リンゴは吐血しながらも叫び、少女は斜め上、空に吹き飛ばされた。



吹き飛ばされた少女は空中で体制を直し猫のような姿勢で家の屋根に着地した。


「おいリンゴ、大丈夫か」


「あぁ、今ので結構使っちまったが。

こうなったら目標(そいつ)からなるべく引き離すぞ」


そう言って、リンゴ、ハチミツの二人も軽い動作で近くの屋根に跳び移った。


そして屋根に乗った三人はそのまま戦闘を続行して渉から遠ざかっていく。


「ま、待てっ。」


なんだかわからないけど追わないと…!


渉は見えなくなりつつある三人を追うが、走る先にまた人が現れた。




そいつは今までそこにいたかのように突然現れた。



背が高く黒いコートを着て、黒のシルクハットをかぶっている。紳士、というよりは全身で闇を表現した、そんな格好だった。




…こいつもあいつらの仲間か?




渉は警戒してつい足が遅くなる。男が右手をこちらに向けた。その右手は白い手袋に覆われ、そして、銀色に光る拳銃が握られていた。



拳銃!?



銃声が響いた時、渉は銀に光る銃の奥に光を反射しためがねをみた気がした。………






「うわっ!?!」


渉は布団から跳ね起きた。



…なんだかすごく疲れる夢を見た気がする。


「叫んで起きるのも、これで二日連続か。今何時だ…」


時計をみると、ちょうど起きるのに良い時間だった。


まだ五分は寝れるな、そう思ったとき、


「渉ー、喜美(きみ)さんが迎えにきたわよー。いい加減起きなさーい」


と 、下から声が聞こえた。



ん?喜美って…伊集院か。でも迎えなんて頼んでたっけ?

……あぁそうか、結局あれからも朝さぼろうとしてたから迎えにくるようになったんだっけ。




俺は伊集院に待つように言って急いで起き、学校へ行く支度をした。




物語的にはここから渉の生活がおかしくなっていくわけです。はい。



ちょっとこれを書いている状況をばひとつ。


今の投稿は書き溜めを載せている状態だけど思ったより修正がひどい。

と、作業中も地震がきたりとなんとも……

とりあえずこれを書きつつ現実逃避へ。



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