幕間
ある日の休日。
エルフィンは故郷の村に来ていた。
そこにある孤児院でエルフィンは育った。プリズムにスカウトされ、そこで働こうと思ったのも金払いが良かったからだ。プリズムを出、アポロン軍に正式に所属したことで、案外自由に動けるようになった。
「必ず迎えに行きます」
そう言って別れた幼馴染がいた。
「エルフィン……? エルフィンなの⁉」
数年ぶりに会う幼馴染は大人っぽくなっていた。
「お久しぶりです、カヌレ」
「エルフィン!」
カヌレがエルフィンに抱き着く。
「迎えに来ました。あなたもアポロン軍に入りませんか? 事務とオペレーターが空いているんです」
カヌレは頷いた。
「エルフィンに付いていくからっ」
カヌレをアポロン軍女子寮まで送り届けた後、エルフィンは貧民街に行った。
恰幅のいい中年男性に蹴られている少年を見つけた。
「すみません。アポロン軍に興味はありませんか?」
「今日から事務とオペレーターに就くことになります、カヌレです」
「よろしく」
「よろしくお願いします!」
「俺はエルフィンさんに拾ってもらった。バーガーだ」
「NA乗りとして育てようと思います。僕の援護機のトリッカーに乗せる予定です」
「よろしく」
「ああ」
「女連れてくるとは、お前もやるな、エルフィン」
「ただの幼馴染ですよ」
アポロンズ・ハートには徐々に人員が集まっているようですね。
スカウトはエルフィンの仕事です。




