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貴族学園シリーズ

美少女なのでモテすぎて困ってますっ!?

 ◇◇◇


「ううっ、ううう……」


(ん?なんだ。子どもの泣き声か?)


 ミハエルが声のする方に目を向けると、庭の植え込みに隠れるようにして、7歳になる妹のマルゲリータが目を真っ赤にはらし泣いていた。


「どうしたリータ。こんなところで」


 慌てて妹の元に駆け付けたミハエルはマルゲリータをすばやく抱き上げると、フワフワと揺れる金髪を優しく撫でてやる。ミハエルの姿に安心したのか、ギュッと抱き着いてくる様が愛らしい。なだめる様に背中を軽くさすってやると、ようやく少し落ち着いてきたようだ。


 今日シシリー侯爵家では、マルゲリータのために屋敷に同じ年頃の子どもたちを集めた茶会が開かれていた。


「私にもお友達ができるかしら!」


 とずいぶん前から楽しみにしていたのだ。それが庭の片隅でひとり泣いているとはただごとではない。


「あのね、楽しくおしゃべりしてたのに、急に喧嘩になって……怖くて逃げてきたの」


 ひっくひっくと声を詰まらせながら、大好きな兄に一生懸命説明しようとするマルゲリータ。


「おやおや、どうして喧嘩になったんだい?」


 ミハエルは安心させるように目を合わせるとおでこをこつんと近づけた。


「私は皆と仲良くしたいのに、最初に隣に座った子が『ずっとここにいて』とか『僕以外と話さないで』って言い出して、皆で喧嘩になっちゃったの」


「ああ……」


 ミハエルはまたぐしぐしと泣き続ける妹を見つめる。宝石のように煌めく碧い瞳からはいく筋も涙があふれ、鼻の先がほんのり赤くなっていてなお、


(可愛すぎるんだよなぁ……)


 決して身内の欲目ではなく、妹のマルゲリータは誰がどうみても可愛すぎる美少女だ。ミハエルや双子の弟達もそれなりの容姿を持っていてそれなりにモテるのだが、マルゲリータの愛らしさはそれの比ではない。


 とにかくレベルが違うのだ。若い頃は社交界の華だったという母親でさえも、


「私からこんな可愛い天使が産まれるとは思わなかったわ!」


 と興奮するほど可愛いのだ。シシリー侯爵家は代々武を貴ぶ部門の家柄で父親はがっしりとした男らしい体つきを持っており、すでに騎士となっているミハエルや騎士を目指している双子の弟達もどちらかと言えば筋肉質な体を持っている。そこに突然現れた庇護欲をそそる天使のようなマルゲリータ。家族全員がマルゲリータを猫かわいがりするのも仕方のないことなのだろう。


 特に父親の溺愛ぶりは見ていて見苦しいほどであり、双子の弟たちの執着は鬼気迫るものを感じている。だがそれすら可愛らしいから仕方ないと思ってしまうミハエルもまた、そうとうな兄馬鹿なのだが。


 家族に蝶よ花よと愛されて育ったマルゲリータは、わがままや高慢になることもなく、ひたすら素直に可愛く育った。使用人たちもマルゲリータを実の子や孫のように可愛がっており、その可愛さたるや止まるところを知らない。


 それはいい、それはいいのだ。マルゲリータが可愛いことは、もはや神の思し召しだと思おう。


 しかし、問題は家族以外の男どもの存在だ。


「可愛い僕の天使。大きくなったら僕のお嫁さんになって!」


「僕以外の男の子と仲良くしないで!」


「君を一番愛してるのはこの僕だっ!」


 マルゲリータが貴族の子息が通う幼年学校に入学して以来、マルゲリータの美少女ぶりに夢中なチビッ子どもとのトラブルが絶えないのだ。


 目が合っただけで両想いだと言い張る子や、席が隣になっただけで彼氏面する子もいるのがたちが悪い。


 マルゲリータ本人は愛だの恋だのよく分かっていないネンネだと言うのにだ。


「どうして私には普通のお友達ができないの……」


 すぐに令息同士の醜い奪い合いに発展してしまうため、仲良くしたい令嬢たちからは遠巻きにされてしまうのが辛いところだ。


「いつかきっと、リータと仲良くしてくれるお友達ができるよ。そうだ、今度は男の子を誘うのはやめよう」


「あのね、誘ってないの。女の子だけ呼んだの。でも、勝手に来ちゃったの。追い返すわけにもいかないからってお母様が……」


 ミハエルはため息をついた。最近のチビッ子はなかなか押しが強い。まあいずれその中から将来の旦那候補が現れるのかもしれないが、それまで友達ができないのもかわいそうだ。


「うーん、いっそのこと誰かと婚約しちゃえば落ち着くのかな……」


 ミハエルの冗談ともつかない言葉にマルゲリータは目を丸くした。


「婚約って誰かのお嫁さんになるって約束することでしょ?」


「そうだよ。よく知ってるね」


「だっていっつも『僕と婚約してっ』て言われるもの」


「よし、あとでそいつらの名前を教えてくれるかな?」


「いっぱいいてよくわかんない」


「そうか……」


 ミハエルは頭を抱えた。いっそ王都を離れて、大きくなるまでのんびり領地で暮らすのも悪くないかもしれない。


「リータね、結婚するならお父様や兄さまみたいな騎士様がいいの。とってもかっこいいもの。騎士様はみんなを守ってくれるでしょう?リータ、乱暴な男の子なんてだいきらい」


 マルゲリータの言葉にミハエルは嬉しそうに目を細める。愛しい。俺の妹はどこまで可愛いのだろう。ミハエルがマルゲリータをぎゅうぎゅう抱きしめたので、マルゲリータはきゃあと小さな悲鳴を上げる。


「ミハエル、そろそろ王宮に戻る時間だけど、大丈夫かな?」


 とそこに、同じく近衛騎士の白い制服をさっそうと身に着けたランドルフがやってきた。


「その子は……君の妹さん?」


「あ、ああ殿下、失礼しました。妹のマルゲリータです」


 ミハエルは慌ててマルゲリータを下ろすと、びしっと敬礼をした。同じ近衛隊勤務ではあるがランドルフとは身分が違う。なぜなら彼は……


「やあ可愛いお嬢さん。初めまして。ランドルフです」


 爽やかな微笑みを浮かべる王太子殿下をぼーっとした顔で見つめるマルゲリータ。


「兄さまと同じ制服……騎士様ですか?」


「ん?そうだね、僕はミハエルの所属している近衛騎士団の第二小隊で隊長をしているよ」


「隊長さん……」


 ランドルフはこの国の王太子殿下なのだが、この国の貴族や王族の男子は高等部進学とともに軍部に属することが決まっている。今年高等部に進学した王太子も高等部入学とともに軍部に所属し、現在は近衛騎士団第二小隊の隊長を務めている。お飾りの身分ではなく、その実力は折り紙付きだ。近衛騎士団全体で一、二を争う実力者であるミハエルでも、王太子殿下に勝つのは難しいだろう。


 王子様然とした麗しい容姿に似つかわしい一見細身で優雅な体の下には、鍛え抜かれた鋼のような筋肉が隠されている。今年18歳になるミハエルよりも三つ年下ではあるが、ミハエルはこのストイックな王太子に傾倒していた。一生忠誠を捧げる価値がある男として認めているのだ。


 マルゲリータは兄とランドルフを交互に見つめながらしばし思案していたかと思うと、おもむろに王太子殿下に抱っこをせがんだ。


「ランドルフにーさま、抱っこして下さい」


「ちょ、マルゲリータ!お行儀が悪いぞ!この方は……」


 ランドルフはいきなりの申し出に目を丸くしながらも、破顔して了承した。


「いいとも!」


 ランドルフはマルゲリータを軽々と抱き上げると、ついでに肩の上にのせてやる。頬を撫でる柔らかな金髪と花のような香りに目を細めた。第二近衛小隊の隊員はみな貴族学園に通う十代の青少年ばかり。しかし、その中でも15歳というあまりにも若すぎる年齢で隊長に昇格したため、普段は隊員になめられないように気を張っていた。こうして気を緩めたのはいつ以来だろうか。自然と笑顔が零れる。


 ニコニコと嬉しそうにしている王太子と歓声を上げて喜ぶ可愛い妹を、ミハエルもまた微笑ましく見守っていた。


 しかし、マルゲリータがランドルフの耳にこそこそと何やら囁いたかと思うと、驚いた表情を浮かべたランドルフがそっと膝をついてマルゲリータをおろした。いきなりどうしたのだろうと見守っていると、ランドルフがマルゲリータの両手をとり、しっかり目を合わせて尋ねている。


「今なんて?」


「あのね、本気なの。リータのお願い、聞いてくれますか?」


 マルゲリータにしっかりと見つめられ、天を仰ぐランドルフ。


「え、ええ~~~~~~?それはちょっと、思ってもみなかった申し出だなあ……」


「ダメですか?」


「う、うーん……」


 真剣な顔で「お願い」と繰り返すマルゲリータと困ったように頭を掻くランドルフ。


 何やら無茶なお願いをしているのではないだろうか。ミハエルは慌てて妹をたしなめようとする。同じ制服を着ているからと言って、ミハエルと同じように甘えていい相手というわけではないのだ。


「リータ……」


「よし!決めた!」


 話しかけようとした言葉はランドルフの宣言に遮られた。


「マルゲリータ嬢。私の婚約者になっていただけますか?」


 マルゲリータの前に恭しく跪き手を差し伸べるランドルフ。


 いきなりのセリフに目をむく。もしや、この男……ロリコンだったのか!?理想の主君としてのイメージがガラガラと音を立てて崩れそうになる。


「はい、謹んでお受けいたします」


 マルゲリータはちょこんとスカートをつまむと嬉しそうにランドルフに抱き着いた。


「にーさま!騎士様がリータと結婚してくれるって!」


 嬉しそうにくるくると回るマルゲリータを呆然と見つめるミハエル。


「殿下……」


「仕方がないだろう。こんなに可愛く求婚されて断れると思うか?」


 額を押さえながらうつむくランドルフ。


「ま、まさかさっき!」


「あのね、リータ、騎士様に大きくなったらお嫁さんにしてくださいってお願いしたの。これで普通にお友達が作れるでしょう?」


 無邪気に笑う妹に頭を抱える。


 まさかさっきのミハエルの言葉を真に受けて、幼い妹が王太子殿下に直接求婚するとは夢にも思っていなかったのだ。


 しかも王太子殿下は家人の前で正式なプロポーズをし、妹はそれを受けてしまった。


 あろうことが自分が証人となってしまったのだ。


「子どもの申すことですし……なかったことにすることも」


 なんとかなかったことにしたいミハエル。


 一方でランドルフは考えていた。


(きっとこの先花開くように美しい女性になるだろう。その時が楽しみだ)


 あらためて目をやると、けぶるような金髪にあどけない微笑みを浮かべる少女は見たこともないほど可愛らしい。


(シシリー家が溺愛していると評判の一人娘がこれほど可愛いとは思ってもみなかったな)


 なにしろ侯爵夫人は美女として名高いが、父親と息子は筋骨隆々の騎士なのだ。どんなに可愛いといっても、ここまで儚く可憐な少女であるとは思わないではないか。実は父親である国王から婚約の打診を受けたこともあるのだが、まだ幼い少女との婚約などと一笑にふしていたのだ。


「旦那様、抱っこしてください」


 早速旦那様呼びをしてくる小さな未来の花嫁をランドルフは笑って抱き上げてやる。


 こんなに可愛い子だって知ってたらすぐに婚約してたのになと思う。いつか大きくなったとき隣に別の男がいたらなんてもったいないことをしたのだと後悔しただろう。自分もまだ騎士としては半人前。結婚など何年も先の話だ。その間、可愛い未来の花嫁が美しく育っていくのをそばで見守るのも悪くない。


「早く大きくおなり、僕の花嫁。君が大きくなるのを心から待っているよ」


「はい。リータすぐにおっきくなるから待っててね」


 ちゅっと頬にキスを落とす可愛い花嫁に自然と口元がゆるむ。


(ああ、それはきっと悪くない選択だ)


 そんな二人の様子をミハエルは呆然と眺めていた。


(敬愛する主君がロリコン……いや、8歳差だ。あと10年、いや、せめて8年ぐらいすればお似合いの二人に……うん、うん。貴族同士ではこのぐらいの年の差などよくあることだ)


 なんとか自分を納得させようとする。


 その間も二人はラブラブしている。


「リータね、たくましい人が好きなの」


「そう?じゃあ腕にぶら下がってみる?」


「いいの?」


「ほら」


「わーい」


 二人の嬉しそうな声をどこか遠い目で眺めるミハエル。


 とそこに、


「あ!リータ!こんなところにいた!」


「さっきはごめんよ!もう喧嘩しないから帰ってきてよ」


 口々に謝罪の言葉を述べながら走り寄ってくるチビッ子たち。


 しかしマルゲリータは男の子たちの顔を見るなりランドルフの背中にさっと隠れてしまう。マルゲリータの態度にショックを隠せないチビッ子たち。ふとマルゲリータを背中に隠しているランドルフに目を向ける。


「近衛騎士団の制服……リータのお兄さんですか?」


 一人のチビッ子が尋ねるとランドルフはにっこり笑って答えた。


「いや、リータの婚約者だよ」


「う、嘘だっ!リータには婚約者なんていないって母様が!」


「そうだっ!そんな嘘信じないぞ!」


「たった今婚約したんだ。証人もいるぞ。なあミハエル?」


 ランドルフの言葉にミハエルが微妙な顔をして頷くとチビッ子たちは絶望の表情を浮かべた。


「そんな……なんで?僕たちこんなにリータのこと愛してるのに……なんでそんな年上の人と……」


 一人がいうと口々にわめきだす。


「そうだ!リータには年齢が上すぎる!そういうのロリコンっていうんだぞ!」


「僕たちのほうがリータには相応しいよ!」


 若干もっともだと思わないわけでもないミハエルだが、どちらを弁護することもできずハラハラと見守ってしまう。


「ほう。俺ではリータの夫に相応しくないというんだな?」


「そうだよ!そんなにおっきい人が婚約者なんておかしいよ!」


 なおも言い募るチビッ子どもにランドルフは目を細めた。


(なるほど、これがリータが泣いてた原因か。少しお仕置きが必要なようだな)


 ランドルフはにやりと笑うと、こう宣言した。


「いいだろう。我こそはと思うものは俺を倒しに来い!リータは強い騎士が好きなんだ。俺より強い騎士ならリータも好きになってくれるかもしれないぞ」


 チビッ子たちが一斉にリータを見つめるとリータはこくこくと小さく頷いている。


 その瞬間、チビッ子たちの胸に熱い想いが宿った。


「いいだろう!ザラフ侯爵家の名に懸けて、必ずお前を倒し、リータに求婚するっ!」


「同じくバングー伯爵家の名に懸けて!」「ベクトル子爵家の名に懸けて!」


 次々と名乗りを上げていくチビッ子たち!


「兄上には絶対に負けませんから!」


 ふと見るとランドルフより5歳年下の第二王子もまた目を爛々と輝かせていた。


 こうして10年後、ドルゴ国にかつて類を見ないほど鍛え抜かれた優秀な騎士団が生まれるきっかけとなるのだが……


 それは幸せな二人には関係のないお話。


「ランドルフ様、あ~んして?」


「リータが食べさせてくれるとなんでもおいしいよ」


 マルゲリータは一目ぼれした騎士で王子様なランドルフを生涯変わらず慕い続け、ランドルフは美しく成長した婚約者を心から愛し、慈しんだ。可愛すぎる彼女は今日も大好きな騎士様の膝の上。周囲の努力などどこ吹く風。結婚してからもずっとラブラブが続く二人なのだった。


 おしまい





マルゲリータちゃんに素敵なFAファンアートをいただきました!


挿絵(By みてみん)

96様のロリっ子メーカーで作成

キャラデザイン:高取和生さま


マルゲリータ・シシリー侯爵嬢1

挿絵(By みてみん)

マルゲリータ・シシリー侯爵嬢2

挿絵(By みてみん)

マルゲリータ・シシリー侯爵嬢3

挿絵(By みてみん)

マルゲリータ・シシリー侯爵嬢4

挿絵(By みてみん)

旦那様、抱っこしてください

挿絵(By みてみん)


キャラデザイン:四月咲香月さま


挿絵(By みてみん)


イラスト:糸さま


挿絵(By みてみん)


イラスト:みこと。さま


マルゲリータ・シシリー侯爵嬢ハロウィンバージョン


挿絵(By みてみん)


四月咲香月さま

読んでいただきありがとうございます

(*^▽^)/★*☆♪

下のほうにある☆☆☆☆☆を★★★★★にして、応援して下さるとすっごく嬉しいですっ♪ポイントがたくさん貯まると作者がニヤニヤします。

広告の下に読み周り用リンクにを貼ってあるので、ぜひ、色々読んでみて下さいね。

皆様の感想、お待ちしてま〜す。

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[一言] あ〜これはもう読んでたね〜(笑) 感想も書いてるわ(笑) ま、貴族なら8歳差なんて数のうちに入らんすね〜 こんなかわいいプロポーズされたら… 骨抜きにもなりますわねw
[一言] マルゲリータ・シシリー侯爵嬢ハロウィンバージョン <i589905|34709>
[良い点] 続きが読みたくなるくらい面白かったです。 今はまだおままごとみたいな恋愛ごっこかもしれませんが、リータちゃんが15歳くらいになったら、美幼女から美少女になってるでしょうし、その頃にはランド…
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