第三章 大妖怪は喧嘩する③
ちょい短いです。
「亡くなってるのは間違いないの? ……よっと」
ザシュ
「ひぃ~! おお俺はダーツの的じゃないッスよぉ!」
「目の前で、肉体から魂引きずり出されて喰われてたんだ……それに肉体は火葬してるし……よっと」
ザシュ
「うひゃ! いいいい今掠ったッスぅぅぅ!」
「十年前だっけ? 肉体が無いのであれば亡くなってるのことは間違い無さそうね……よっと」
ピシュ
「ひゃっ! かかか堪忍ッス~!」
「正確には八年前。これだけの期間、肉体から遊離してる霊体が存在し続けるってことあり得るかなぁ……よっと」
ポシュ
「うひぃぃぃ! そ、そもそも俺は見たくて見てたわけじゃないッスよ!」
「「よっと」」
ザシュザシュ
「ごごごごごめんなさいッスぅ……」
「可能性が無いわけじゃないわ。例えば、喰われたんじゃくて魂だけ連れ去られたとか……よっと」
ゾシュ
「ひぎゃぁぁぁ! おおおお俺の方が先にこっちに来てたんッスよ! 樹里から逃げて来たんスぅぅぅ!」
「でも、その場合でも肉体から遊離してるんだから普通は消滅してるんじゃない?……よっと」
ソシュ
「ぎぁぁぁ! いいい今の俺が首傾げなかったら間違いなく刺さってたッスよ?! いくら俺でもダーツの針が刺さったら洒落にならないッス!!」
「妹さんの魂が普通の魂よりも強ければ、可能性が無いでもないわ。まぁその場合でも、肉体の方は保たないから、結局死んじゃってることに変わりはないけど……ほいっと」
ザシュザシュ
「ぐぎゃぁぁぁ! 下は止めて欲しいッス! この年で使用不能になったらどうしてくれるッスかぁぁぁ!」
「「よっと」」
ザシュザシュザシュシュ
「ひぃぃぃぃぃ!! なななな生意気言って申し訳ないッスうぅぅぅ!」
「勘違いってことは? ……よっと」
ザシュ
「ひゃいっ……だ、誰か助けてくれッスぅ……」
「俺も昔はともかく今は術者の端くれだからね。『あれ』が単なる夢や幻なのか、それとも現実なのかの区別位はつくつもりだよ……よっと」
シュビッシュ
「……助けてくれッスぅ……」
「シスコンの妄想の可能性は0%でありますでしょうか? ……よっと」
ザッシュ
「あうッスぅ……」
「ファザコン大妖怪さんは、またその事をぶり返すのでありますでしょうか? ……ほいっ」
シュバッ
「……ッス……」
「……はぁ、不毛ね……1つ思い当たる節があるわ……よっと」
バッシュ
「……ぅ……」
「それは? ……よっと」
シュビッ
「……」
「私じゃ正確なことは分かんないけど、分かりそうな知り合いを紹介してあげる事はできるわよって事……よっと」
ビシャッ
「……」
「分かりそうな知り合いというと? ……よっと」
ザシュ
「……」
「この世のあらゆる書物と恋文に精通してる妖怪」
「あ、もしかして文車妖妃?」
「そう。文車妖妃の文ちゃん」
「流石は大妖怪さん。あんな大物とも知り合いなんだ?」
「単なる合コン仲間よ」
「……合コン?」
「あ、あんたとつきあう前の話よ! 今は……あんた一筋よ……」
「……」
「……」
「……部屋戻ろっか……」
「……うん……」
「……うぅん……ハッ! ちょ、ちょっとあの二人! 俺を壁に縛り付けたままどっか行ったッスかぁぁぁ! うぎぃぃぃ! ……はぁはぁはぁ……ほ、解けないッス! もしかして俺このままッスか?! このまま忘れ去られるッスか? 何故ッスかぁぁぁ! 一体俺が何をしたって言うんスかぁぁぁ! 誰かぁぁぁ! help meッスぅぅぅ!」
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