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分岐ルートはあなた次第  作者: 拷問ちゃん
1/1

ルートは見極めが大事です

主人公【川越(かわごえ) 雅斗(まさと)】を巡り様々なヒロイン達が見えないバトルを繰り広げていく…果たして雅斗は誰を選ぶのか?


そして勝利は誰の手に…?


義理の妹、先輩、後輩、先生、幼なじみ、転校生…様々なヒロインが登場する青春ラブコメが始まりを迎える…

【分岐ルートはあなた次第】


第1話〜いつもの日常〜


俺の名前は、川越(かわごえ) 雅斗(まさと)。何処にでもいる普通の高校生だ。これから始まる物語を見守っていてほしい




???「…ちゃん?…朝だよ?」


ん?声が聴こえる…。優しい声が…


瑞姫「お兄ちゃん!学校に遅れるよ!」


雅斗「ハッ!」


いつもの自分のベッドの上で目を覚ました俺の目に妹の瑞姫(たまき)の姿が映った


雅斗「…天使?」


俺は思った事を口に出す


瑞姫「…寝ぼけてないで朝ご飯食べるよ?学校に遅れちゃうし…。」


瑞姫は溜息をつく


雅斗「あっ!今日は俺が朝ご飯担当だったな!すまない、瑞姫。」


我が家では忙しい両親の為に家事のルールを決めている。それの1つが料理だ。曜日により俺と瑞姫で担当を決めていた


瑞姫「いいよ、別に。ほら、食べよ?」


瑞姫と一緒に階段を降りるといい匂いがしてきた


雅斗「父さんと母さんは?」


瑞姫「今日会議があるって、早めに仕事に行ったよ。」


俺の両親は共働きで、いつも忙しそうにしている。なので一緒に食事をとることがあまりない


雅斗「この間も会議って言ってなかったか?毎日大変だな…。」


瑞姫「…体壊さなければいいんだけど。」


両親を心配しつつ、椅子に座ると朝ご飯を食べ始めた


瑞姫「…お兄ちゃん?味…どうかな?」


しばらく食べていると瑞姫が俺をジッと見つめながら感想を聞いてくる


雅斗「ん?いつも通り美味いぞ。流石瑞姫だな。」


俺は素直な感想を伝える


瑞姫「良かった…///////」


瑞姫は少し顔を赤くした。可愛いやつだ


瑞姫「…どうしたの?お兄ちゃん?私の顔に何か付いてる?」


今度は俺がジッと瑞姫を見つめていると視線に気づき、首を傾げてくる


雅斗「いや、可愛いなと思ってな。」


そう言いながら俺は味噌汁をすする


瑞姫「…//////」


瑞姫は顔を赤くしながら同じく味噌汁をすすった


雅斗「(…瑞姫が来てからもう10年以上経つんだな…。)」


瑞姫は妹だが義理の妹だ。両親の知り合いの方の一人娘だったのだが、瑞姫の両親が不慮の事故により帰らぬ人になってしまい、行くあてもなかった瑞姫を俺の両親が引き取ったことにより同居が始まった


瑞姫「…お兄ちゃん?」


最初は瑞姫は俺を怖がっていたが、負けずと話しかけ続けていたら段々心を開いてくれて懐いてくれた


瑞姫「…お兄ちゃん?聞いてる?」


雅斗「ん?すまん、考え事してた。」


瑞姫が俺に話しかけていたのに気づかなかった。いかんいかん


瑞姫「早く食べ終えないと学校に遅刻しちゃうよ?」


見ると瑞姫はもう食べ終えていた。そして時計を見ると…


雅斗「!あ、やべっ!」


俺は急いで食べ終える


雅斗「ご馳走様でした。」


瑞姫「はい、ご馳走様。」


食べ終えた食器を片付けると支度をした


雅斗「よし、行こう。」


瑞姫「うん。」


2人で靴を履いて玄関を開けた時だった…


紋羽「おはようございま〜す!せ・ん・ぱ・い♪」


目の前に後輩の矢合(やあわせ) 紋羽(もばね)が立っていた


雅斗「ゲッ!矢合…。」


俺は後ずさる


紋羽「ゲッ!ってなんですか!ゲッ!って!可愛い後輩が待ってたんですから、おはようか待たせて悪いなとかじゃないんですか!?」


紋羽は頬を膨らませる


雅斗「いつも待ってんなよ…警察に連絡するぞ?」


俺はスマホを取り出した


紋羽「!?何で警察なんですか!?」


紋羽は慌てている


雅斗「…あのな?普通だったら後輩が待ってるとかラノベだったらウハウハな展開だろうが…。教えてもいないのに、いつの間にか俺の家を特定してるとか犯罪だからな?」


紋羽は後輩なんだが、何故か俺を気に入っており付きまとってくる。しかもさっきも言ったが、教えてもいないのにいつの間にか家を特定していて毎日のように家の前に立っているんだ。な?犯罪だろ?


瑞姫「…紋羽ちゃん。」


瑞姫が俺の後ろから顔を出す


紋羽「あ、瑞姫。おはよう♪」


紋羽は笑顔になる。2人は親友らしいが…お兄ちゃんは犯罪者が瑞姫の親友とか心配で仕方ないぞ…


瑞姫「…紋羽ちゃん。警察に行こう?」


紋羽「!?瑞姫まで何で!?」


瑞姫の言葉に紋羽は慌てる


瑞姫「…紋羽ちゃん。いつの間にか家を特定するとか犯罪の何物でもないんだよ?私も一緒に行ってあげるから今から警察に行こう?」


瑞姫は紋羽の手を取る


雅斗「じゃあ、俺は先に学校に行ってるな。矢合…反省してこい。」


俺は歩き出した


紋羽「あ、先輩!?ま、待って!?瑞姫も手を離して!」


紋羽は手を振りほどこうとするが瑞姫は離さない


瑞姫「親友だからこそだよ?紋羽ちゃん。親友が犯罪に手を染めてるとか黙っていられないよ。」


紋羽「瑞姫…。じゃなくて!?ごめんなさい!もう尾行とかしないから!!警察だけは勘弁してぇ!!」


瑞姫「うん。尾行も犯罪だよ?」


後ろの騒がしい声を聞きながら俺は歩いていく。これが俺のいつもの日常の始まりだ…。やれやれ…


紋羽「…先輩!待って下さいよぅ!!」


瑞姫「お兄ちゃん、置いてかないでよ。」


しばらく歩いていると、2人が追いかけて来た


雅斗「…警察行くんじゃなかったのか?」


俺は溜息をつく


瑞姫「学校に遅刻しちゃうから帰りにするよ。」


瑞姫の言葉に紋羽が反応する


紋羽「!?冗談じゃなかったの!?」


瑞姫「冗談だよ?でも次に犯罪したら本当に警察に連れていくからね?」


後ろから2人の笑い声が聴こえる。今日も平和だな…


雅斗「…ん?あれは…。」


しばらく歩いていると目の前に見覚えのある後ろ姿を見つけた


雅斗「よっ!千恵じゃねぇか。」


目の前に居たのは幼なじみの黒西(くろにし) 千恵(ちえ)だった


千恵「…話しかけないでくれない?」


振り向いた千恵は睨んできた


雅斗「何だよ、昔は一緒に遊んだ仲だろ?」


千恵「五月蝿い。そんな昔話を持ち出してこないで。」


千恵は舌打ちをする


紋羽「あれぇ?黒西先輩じゃないですかぁ?」


紋羽が俺の後ろから顔を出す


千恵「…紋羽…。」


千恵が嫌な顔をした


瑞姫「おはようございます。黒西先輩。」


瑞姫も顔を出した


千恵「おはよう、瑞姫。」


瑞姫には微笑んで


紋羽「反応が違くないですかぁ!?」


千恵「あんたは喋んないでくれない?」


千恵は紋羽が嫌いらしい。そこは意見が合うな


瑞姫「…言い争うのはいいんだけど…時間…。」


スマホの時間を見せて


雅斗「…やべっ!?Σ」


俺達は走り出した



キーンコーンカーンコーン…



雅斗「はぁ…はぁ…。何とか間に合ったな…。」


学校へギリギリ間に合った俺は瑞姫達と別れて教室へと辿り着いた


千恵「全く…とんだ迷惑だわ。」


千恵はまた溜息をついた


雅斗「…本当に矢合には参ってる。」


千恵「あんたのペットでしょ?首輪を付けときなさいよ?」


雅斗「ペットじゃねぇよ!?」


俺はツッコミを入れた


千恵「まぁいいわ。ところで今日の放課後時間ある?」


千恵が突然話を変えて


雅斗「すまん、今日は生徒会の集まりがある。何か用事だったか?」


千恵「いや、大丈夫よ。また時間ある時で。」


そう言うと千恵は席に着いた


雅斗「…何なんだか…。まぁいいか。」


俺も席についた時だった…


水無月「はい、みんな席に着いて〜。」


担任の先生、水無月(みなづき) 凜香(りんか)が入って来た


水無月「みんなおはよう。今日もホームルームを始めますね。」


水無月先生は誰にでも優しく、生徒や先生達からも人気がある。そして俺が想いを寄せている女性でもある…


水無月「…?雅斗君。どうかしましたか?」


俺の視線に気づいたらしく、首を傾げてくる。うん、可愛い


雅斗「いや、何でもないです。すみません。」


千恵「…。」


その時、千恵がこちらを見ていた気がして顔を向けると背けられた。何なんだ?


その後ホームルームは終わり、いつもの授業が始まるのだった…

私もこんな青春を送ってみたかったなぁ…と誰もが思う。私もその1人です


憧れはあるけども!そんな青春落ちていないよ!!だけど妄想するぐらいいいじゃない!人間だもの!!


そんな妄想を詰め込んだ作品になる予定です

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