僕はどうやら? キミの目には映ってないようだ!
僕は、子供の頃から地味で暗くて人と話すのが苦手な子供だった、、、。
しかも、、、!?
物凄く、不器用だから、、、!
僕の想っている事が相手に伝わらない、、、。
*
それは、、、?
家族の中でもそうだったんだ、、、!
僕の家族は、、、?
お父さんとお母さんと僕と弟の4人家族なのだけど、、、?
僕の弟は、お父さんやお母さんに素直に自分の想っている事を
何でも話すから、凄く可愛いがられていたんだ、、、!
それに比べて、、、僕は?
本当に不器用で、僕の想っている事のほとんどは何も言えないから、、、?
直ぐに僕は、弟と比べられてしまうんだ...。
だけど? お母さんは、僕の味方になってくれていたんだよ、、、!
『直樹は、、、? 素直に何でも俺たちに話してくれるのに、、、!
雅樹ときたら、、、? 何を考えているのか、、、? アイツは何も言わない
から、俺にはサッパリわからん!!!』
『まあ~そうねぇ~! 不器用というか? あの子、何も言わないけど、、、?
あの子は、あの子なりに何か想っている事があるのよ!』
『・・・お前は、雅樹に甘いな~!』
『雅樹も直樹も、私たちの大切な息子よ! 二人を比べる事はないでしょ!』
『・・・うーん? まあな!』
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・・・でも、そんな僕も26歳になって、、、。
立派な社会人になったと思っていたのだけど、、、?
相変わらず、大人になった僕は人と話すのが苦手で、、、。
上手く、職場の人たちとコミュニケーションが取れないでいたんだ、、、!
職場の人の中には、、、?
僕のお気に入りの女の子もいたのだけど、、、?
僕は、仕事の話以外彼女と話せないでいるし、、、。
何しろ、彼女は僕とは真逆で明るく元気で誰とでも仲良くなれる女の子で。
僕が彼女を好きな事は、、、?
口が裂けても誰にも言えない、、、!!!
*
でも職場に、何でも聞きたがるおばちゃんが1人いてね、、、!
僕はそのおばちゃんに、こんな事を聞かれて僕は迂闊にも答えてしまったんだ!
『雨宮クンは? どんな女の子がタイプなの、、、?』
『・・・えぇ、僕ですか、、、?』
『そうそう! 雨宮クンって? 話すのが苦手なんでしょ? それに
何考えてるのか? 分かんないしねぇ~!』
『・・・い.いや? そう、なんですかね? そうかも、しれません。』
『職場にはいないの? 好きな女の子とか、、、?』
『えぇ!?』
『いるの? どの子よ! どの子、、、?』
『・・・あぁ、この事は、絶対に! 誰にも言わないでくださいね!』
『勿論! 分かってるって! それで、誰なの、、、?』
『橋爪さん、です。』
『えぇ!? まあ~あの子、可愛いからねぇ~でも凄く人気がある女の子よ!
雨宮クンも頑張んないと、、、!』
『・・・あぁ、ははい、』
▽
僕はこのおばちゃに話したことを、後悔してもしきれない、、、!!!
次の日、、、。
僕が職場に行くと、、、?
僕が橋爪さんの事を好きだといううわさ話が広がっていたからだ、、、!
『おはよう~雨宮クン! 今日は、橋爪さんお休みなんだよねぇ~』
『・・・えぇ!?』
『お前さ~何で言わないんだよ~! 橋爪さんの事が好きなんだろう~!』
『・・・あぁ、ううん、』
『もう、みんな知ってるよ~!』
『でもさ~良かったな~! たまたま今日は、橋爪さんお休みなんだよねぇ~!』
『まあ~明日! どうせ! 橋爪さんにお前が好きな事がバレるけどな、、、!』
『・・・・・・』
*
なんで! 僕は、あのお喋りおばちゃに話してしまったんだろう、、、!?
この日は、、、。
仕事が終わって家に帰ってから、一睡も眠れなかった、、、。
橋爪さんに、僕の気持ちがバレてしまう事が怖かったんだ、、、!
それに、、、?
橋爪さんが、どんなリアクションを取るのかも、、、。
正直、明日僕は仕事を休むことも考えたのだけど、、、?
そんな事をしても、何の解決にもならないと、、、!
僕は、覚悟を決めて! 会社に向かったんだ、、、!
*
職場に着くと、、、?
既に、橋爪さんは会社に来ていて、、、。
僕の顔を見るなり、何も言わず何処かに行ってしまった...。
まさかの、、、!?
『僕はどうやら? キミの目には映ってないようだ!』
透明人間になっている、、、!
この日から、、、。
僕と橋爪さんの関係は、異常なほどギクシャクしだした、、、。
『やっぱり、あのおばちゃに話さなければよかったのに、、、。』
・・・と今でも、物凄く後悔している!!!
最後までお読みいただきありがとうございます。