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僕はどうやら? キミの目には映ってないようだ!

作者: 七瀬





僕は、子供の頃から地味で暗くて人と話すのが苦手な子供だった、、、。


しかも、、、!?

物凄く、不器用だから、、、!

僕の想っている事が相手に伝わらない、、、。




それは、、、?

家族の中でもそうだったんだ、、、!



僕の家族は、、、?

お父さんとお母さんと僕と弟の4人家族なのだけど、、、?

僕の弟は、お父さんやお母さんに素直に自分の想っている事を

何でも話すから、凄く可愛いがられていたんだ、、、!



それに比べて、、、僕は?

本当に不器用で、僕の想っている事のほとんどは何も言えないから、、、?

直ぐに僕は、弟と比べられてしまうんだ...。



だけど? お母さんは、僕の味方になってくれていたんだよ、、、!


『直樹は、、、? 素直に何でも俺たちに話してくれるのに、、、!

雅樹ときたら、、、? 何を考えているのか、、、? アイツは何も言わない

から、俺にはサッパリわからん!!!』

『まあ~そうねぇ~! 不器用というか? あの子、何も言わないけど、、、?

あの子は、あの子なりに何か想っている事があるのよ!』

『・・・お前は、雅樹に甘いな~!』

『雅樹も直樹も、私たちの大切な息子よ! 二人を比べる事はないでしょ!』

『・・・うーん? まあな!』



・・・でも、そんな僕も26歳になって、、、。

立派な社会人になったと思っていたのだけど、、、?


相変わらず、大人になった僕は人と話すのが苦手で、、、。

上手く、職場の人たちとコミュニケーションが取れないでいたんだ、、、!



職場の人の中には、、、?

僕のお気に入りの女の子もいたのだけど、、、?


僕は、仕事の話以外彼女と話せないでいるし、、、。

何しろ、彼女は僕とは真逆で明るく元気で誰とでも仲良くなれる女の子で。


僕が彼女を好きな事は、、、?

口が裂けても誰にも言えない、、、!!!





でも職場に、何でも聞きたがるおばちゃんが1人いてね、、、!


僕はそのおばちゃんに、こんな事を聞かれて僕は迂闊にも答えてしまったんだ!


『雨宮クンは? どんな女の子がタイプなの、、、?』

『・・・えぇ、僕ですか、、、?』

『そうそう! 雨宮クンって? 話すのが苦手なんでしょ? それに

何考えてるのか? 分かんないしねぇ~!』

『・・・い.いや? そう、なんですかね? そうかも、しれません。』

『職場にはいないの? 好きな女の子とか、、、?』

『えぇ!?』

『いるの? どの子よ! どの子、、、?』

『・・・あぁ、この事は、絶対に! 誰にも言わないでくださいね!』

『勿論! 分かってるって! それで、誰なの、、、?』

『橋爪さん、です。』

『えぇ!? まあ~あの子、可愛いからねぇ~でも凄く人気がある女の子よ!

雨宮クンも頑張んないと、、、!』

『・・・あぁ、ははい、』



僕はこのおばちゃに話したことを、後悔してもしきれない、、、!!!


次の日、、、。

僕が職場に行くと、、、?

僕が橋爪さんの事を好きだといううわさ話が広がっていたからだ、、、!


『おはよう~雨宮クン! 今日は、橋爪さんお休みなんだよねぇ~』

『・・・えぇ!?』

『お前さ~何で言わないんだよ~! 橋爪さんの事が好きなんだろう~!』

『・・・あぁ、ううん、』

『もう、みんな知ってるよ~!』

『でもさ~良かったな~! たまたま今日は、橋爪さんお休みなんだよねぇ~!』

『まあ~明日! どうせ! 橋爪さんにお前が好きな事がバレるけどな、、、!』

『・・・・・・』




なんで! 僕は、あのお喋りおばちゃに話してしまったんだろう、、、!?


この日は、、、。

仕事が終わって家に帰ってから、一睡も眠れなかった、、、。


橋爪さんに、僕の気持ちがバレてしまう事が怖かったんだ、、、!


それに、、、?

橋爪さんが、どんなリアクションを取るのかも、、、。

正直、明日僕は仕事を休むことも考えたのだけど、、、?

そんな事をしても、何の解決にもならないと、、、!


僕は、覚悟を決めて! 会社に向かったんだ、、、!





職場に着くと、、、?

既に、橋爪さんは会社に来ていて、、、。


僕の顔を見るなり、何も言わず何処かに行ってしまった...。


まさかの、、、!?


『僕はどうやら? キミの目には映ってないようだ!』


透明人間になっている、、、!




この日から、、、。

僕と橋爪さんの関係は、異常なほどギクシャクしだした、、、。


『やっぱり、あのおばちゃに話さなければよかったのに、、、。』

・・・と今でも、物凄く後悔している!!!




最後までお読みいただきありがとうございます。

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