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俺の居場所  作者:
9/18

作り笑顔・なぐさめ。



「うん・・・。」


「でも、本当に私と同じですね。だから、かなめさんの辛さは、私が一番わかります。なので、胸をはって、生きてください。笑ってください。私みたいに、バカみたいに生きましょう。」


その時、ゆなちゃんになぐさめられた俺は、心が少しだけ、軽くなった気がした。


「ゆなちゃん、ありがとう。ゆなちゃんはすごいよ。」



「そうですか?私は、ずるい人間ですから。」


「えっ?ずるい人間?どういう意味?」


「私はわがままで、神様にばっかり、お願いしてますから。神様がいなきゃ何もできないんです。」



ゆなちゃんは無理して笑った。


「ねぇ、無理ばっかしなくていいんじゃない?

それとさ、ゆなちゃんはずるくないし、わがままでもないと思うよ。

神様がいてもいなくても、ゆなちゃんは今と同じ生活、今と同じ事をしてたでしょ?」


「かなめさん・・・、ありがとうございます・・・。」


「無理ばっかしてると、神様、助けてくれなくなっちゃうよ?」


「はいっ。」


ゆなちゃんはおもいっきり笑ったみたいに見えた。


それから、俺とゆなちゃんはぶらぶら歩いた。

何かを見つけたりしたわけでもなかった。

ただ、ゆなちゃんのおもいっきりの笑顔が何回も見れた。

ゆなちゃんの笑顔は、懐かしい感じがした。


しばらくすると、突然、ゆなちゃんが、ガクガク震えだした。


「えっ?ゆなちゃん?どしたの?」


ゆなちゃんの見ている方向を見て、そこにいたのは、しゅうなちゃんだった。

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