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俺の居場所  作者:
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2/18

傷つけた者傷ついた者。


「かなめくん、あの時は、ごめんー。」



しゅうなちゃんは軽く謝ったが、俺が受けた傷はそんなに軽い物なんかじゃなかった。


しかし、まだあの時の恐怖が残っていたので、俺はしゅうなちゃんに本音をぶつける事ができなかった。



「まぁ、過去の事は忘れて仲良くしようよ。」


しゅうなちゃんは、俺に手をさしのべてくれた。


俺は、不覚にも、その手をとってしまった。

俺は・・・けがれている。昔、俺を恐怖の穴に突き落とした女の子の手をとってしまって。

本当は、今度は俺が、しゅうなちゃんを恐怖に怯えさせて、居場所を奪って、悲しませてやると決めたはずなのに。


俺には、そんな勇気1つだせなかった。

結局俺は、誰かが俺のそばに居たって、一人だって、変わらない。何も出来ないんだ。


次の日から、しゅうなちゃんからよくメールが来るようになった。

俺は、馬鹿な奴だから素直に返信した。しゅうなちゃんを傷つけないように。


俺はだんだん、変われるのかもしれないと、思ってしまっていた。


しゅうなちゃんは傷つけた者、俺は傷ついた者、それぞれ、違う過去を持つ者同士が、メールだなんて、たかがしれてる。


しかし、楽しくてしょうがなかった。

人とのメールが楽しくて、しょうがなかったんだ。

人とメールが初めてだったから。


俺はだんだんと、昔の思い出が消えていっていた。


しかし、次の日から、突然、しゅうなちゃんからのメールがパッタリと、止まった。

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