俺達の居場所
今まで読んでくれた方々、ありがとうございました。最後に皆さんの居場所はどこですか?
「これが、本当の愛なんだね。」
「あったかいって気持ちいいよな?俺も、居場所が出来た時、しゅうなと同じ気持ちになれたんだ。・・・ああ、俺にも大切な人が出来たんだなぁ、って思ってたんだ。」
「私にも大切な人、出来たよ。私の居場所になってくれる人で、私も居場所になってあげる人、二人。」
「うん。しゅうな、ゆなちゃん、どんなときも、三人でいよう。どこにも・・・行かないから。」
「はい!」
「うん!」
俺には、居場所が出来た。どこにもないと思った居場所があった。
俺の居場所は、あの二人の所。
家族には、居場所はない。
だからあのあと、わけを一応話して、俺は家を出た。
三人で暮らそうと誓った日にちかずくために。
これは、奇跡か?運命か?
いや、ゆなちゃんの救いの神様のイタズラかもしれない。
さよならあの日の俺、はじめましてこれからの俺。
神様・・・居場所をありがとう。
俺ならもう大丈夫。
怖くないよ。
悲しくないよ。
苦しくないよ。
俺に居場所があるから。必要としてくれる人がいるから。
こんなに俺は幸せだから、もうくじけたりしない。
「かなめ!何言ってんの?空に向かって。」
「かなめさん、本当に不思議ですよ?」
「そんなの、決まってるじゃん。
神様にお祈りだよ。」
【俺の居場所はここにある】
これからも、ずっと。
〜終わり〜