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俺の居場所  作者:
17/18

本当に居ていい場所。


「死ぬ事で、つぐないになる!私のつぐないは死ぬ事!それぐらいの罰を受けるのが、当然なの!」



「なぜですか?なぜ、あなたはそこまで死を選ぶ選択をするんですか?」


「しょうがないの!これしか出来ないの!最初は罪をつぐなえるのなら、すべて失ってもいいと思った!でも、それだけじゃ、たりないの・・・、すべて失うことだけじゃ、少なすぎるの!」



「何が少ないんだ?つぐないが?

なら、そんなのしなくていい。」



「でも!居場所も、お金も、ない私には何も出来ないの!もし、お金があったら全部あげてた!私に居場所があったら、その居場所をゆなとかなめにゆずってた。でも、私は何もない・・・。」



「なに言ってんの?居場所、あるじゃん。

ちゃんと、しゅうなの居場所、ここにあるじゃん。」



「えっ?何言ってんの?!私の居場所はどこにも・・・。」



「だから、ここにあるよ。居場所がないなら、つくればいい。必死に、はいつくばってでもつくればいい。でもさ、しゅうなはここに居場所があるから。ずっと、しゅうなの居場所になるから。どこにも行かない。俺とゆなちゃんとしゅうなの居場所。」



「うっうっ、あったかい。こんなに居場所があるってあったかいんだ。

・・・、私、ここにいてもいいのかな・・・。」



「当然です!しゅうなちゃんも、私達の居場所ですから。」



「あったかい。あったかいよぉ。すごく、すごくあったかいよぉぉぉ。」

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