真実の言葉。
「かなめ・・・、なんで?なんで、かなめなの!?」
「かなめさんは、傷付いたんです!おかしくなってしまったんです!なんで、かなめさんを傷付けたんですか!?」
「私だって、傷・・・付けたくなかった。死んでほしいなんて思ってなかった。」
「じゃあ何でなんですか?!」
「あのまま一緒にいたら、私がおかしくなっていたから!離れなきゃ、おかしくなってた。十年たって、またかなめと会って、心が変になった。
後悔だってした!」
「しゅうなちゃん、かなめさんの事・・・。」
「誰よりも大好きだった。一緒にいられたら、どれだけ幸せか・・・・。
でも、もう無理。
私を恨んでるのはもちろんだし、かなめの心は、ゆなにいってる。だから、かなめが、ゆなを守るって言ったとき、泣きそうだった。だから、逃げたの。」
「しゅうなちゃん・・・、私・・・。」
「ゆな、ごめんね。ゆなをいじめたのは、小さい時の恨みを誰かにぶつけたかったの。
でも、ゆなにリストカットしてわかったの。無駄な事だったって。私は、逃げてただけだって。」
「でも、一番苦しかったのは、しゅうなちゃんですよね。
誰からの愛も受けずに、生きてきたから、誰かと、共に生きていきたかったんですよね。」
「そうかもね。誰かに助けてほしかった。
暗い穴から、明るい世界に、連れだしてもらいたかった。」
「しゅうなちゃんは、もう明るい世界にいます。
しゅうなちゃんは、ここにいるんですよ。」