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俺の居場所  作者:
15/18

真実の言葉。



「かなめ・・・、なんで?なんで、かなめなの!?」


「かなめさんは、傷付いたんです!おかしくなってしまったんです!なんで、かなめさんを傷付けたんですか!?」


「私だって、傷・・・付けたくなかった。死んでほしいなんて思ってなかった。」


「じゃあ何でなんですか?!」


「あのまま一緒にいたら、私がおかしくなっていたから!離れなきゃ、おかしくなってた。十年たって、またかなめと会って、心が変になった。

後悔だってした!」


「しゅうなちゃん、かなめさんの事・・・。」


「誰よりも大好きだった。一緒にいられたら、どれだけ幸せか・・・・。

でも、もう無理。

私を恨んでるのはもちろんだし、かなめの心は、ゆなにいってる。だから、かなめが、ゆなを守るって言ったとき、泣きそうだった。だから、逃げたの。」



「しゅうなちゃん・・・、私・・・。」


「ゆな、ごめんね。ゆなをいじめたのは、小さい時の恨みを誰かにぶつけたかったの。

でも、ゆなにリストカットしてわかったの。無駄な事だったって。私は、逃げてただけだって。」



「でも、一番苦しかったのは、しゅうなちゃんですよね。

誰からの愛も受けずに、生きてきたから、誰かと、共に生きていきたかったんですよね。」




「そうかもね。誰かに助けてほしかった。

暗い穴から、明るい世界に、連れだしてもらいたかった。」



「しゅうなちゃんは、もう明るい世界にいます。

しゅうなちゃんは、ここにいるんですよ。」

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