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俺の居場所  作者:
14/18

俺は変わらない。



「ゆな・・・・ちゃん。」



「かなめさんおかしいです!復讐とか、そんなの絶対おかしいです!」



「ごめん、ごめんゆなちゃん。」


俺がゆなちゃんに触ろうとした瞬間、ゆなちゃんは、俺の手を叩いた。



「触らないで下さい!そんなかなめさん、嫌いです!」


ゆなちゃんは走っていってしまった。



「ゆなちゃん・・・・。」


俺は孤独感に、ただ立ち尽くす事しか出来なかった。

おいかけようとも、出来なかった。

また俺は・・・一人。


かけがえのない人も離れていった。


誰からも相手にされなかった俺を相手にしてくれたのは、ゆなちゃんだけだったのに。


今後悔したって遅い事なのに。


本当に俺はおかしかった。本当の俺は強くない。

ずっと、ずっと、変わらない。

変わらないんだ。


俺はゆなちゃんを探しに行こうと決めた。


ずっと走って、大きな橋を渡った。

すると、ゆなちゃんが見えた。でも、一人じゃない。しゅうなと二人だ。



俺はそっとちかずいて、きずかれないように、静かに二人の会話を聞いた。



「話って何よ、ゆな。」


「しゅうなちゃん、今まで苦しかったんですよね。辛かったんですよね。だから、かなめさんを、いじめたりしたんですよね?」



「あんたに何が分かるのよ?!あんた、そんな事言ってどうなるかわかってるんでしょうね!?」


「私はいいんです!大切なのは私じゃないんです!かなめさんなんです!」

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