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俺の居場所  作者:
13/18

おかしくなった俺。



「だから私、しゅうなちゃんの事、信じてみたいんです。

しゅうなちゃんは、苦しかっただけなんですよ。怖かっただけなんですよ。」



「でも、ゆなちゃん、また嫌がらせされたりしたら?」



「それは、はっきり言って怖いです・・・・。

でも、少しずつでも、なれていきたいです。」


「俺・・・、やっぱりまだ許せない。

しゅうなにどんな理由があったとしても、それと同じ事を他人にしていいわけない。

そんなの、いいわけないじゃん。

自分と同じ苦しみを人にあじあわせて、そんな簡単に許されるわけないんだ。」



「私もまだ許せません。しゅうなちゃんに殺意をいだいた事も、もちろんありました。

でも、憎しみは憎しみをうむんです。だから私は憎しみを喜びに変えたいんです。

いいえ・・・、きっと変えてみせます。」



「なんで?!なんでゆなちゃんは、そんなふうに笑えるの?!

ゆなちゃんの受けた傷は大きいでしょ?

そんな簡単にかたずけられるような傷じゃないでしょ?!

憎しみくらい、持つでしょ?

なのになんで?!」



「かなめさん・・・、かなめさんは変わってしまいました。」



「俺が変わった?

何言ってんの?

俺は強くなっただけだ!あの頃より!

だから、復讐するんだ!あいつに、しゅうなに!」


「・・・、かなめさんは、そんな人じゃないです!優しくて、いつも守ってくれて、復讐なんてしなくて、強くなくて、私に笑いかけてくれて、とてもいい人なんです!」

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