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#01 どうやらボクは自称女神に召喚されたようです




最近、不思議な夢を見る。

見知らぬ場所で自分が戦っている夢を


"ねぇ――"


僕が憧れた非現実的な世界


"お〜い!――"


…こんな世界に行けたらどれほど幸せだろうか


"お〜!き〜!な〜!よ〜!! …ねぇ、起きてるんでしょ?――"


……うるさい


「やっぱり起きてるんじゃない! ……あのさ、寝起きのとこ悪いんだけど…ちょっと世界救ってくんない?」


「は?」




◆  ◆  ◆




「…で? 要は異世界を救うために人が必要だったんだけど、適役がなかなか見つからなくて、やっとの思いで見つけたのが僕だったt」


「そうなの! や―――っと! 見つけたの!! 異世界転移に耐えられる”エーエスビー”を!」


「エーエスビー?」


「あぁ、ごめんね? これは私たち≪女神≫の間で流行ってる用語なんだけど、『ASB(オール ステータス 凡)』のことよ。まあ、要は平凡ってことね」


 と、軽い口調で失礼なことを言い出す女神…――女神?!


「いま…なんて?」


「平凡?」


「じゃなくて! 今、女神って!」


「な〜んだ、そっちか〜…別に今のご時世女神なんてそんな驚くほどじゃないわ、キミのいた世界で例えるとしたら…オーエル? みたいなものかしら…もう昔ほど女神女神(力の乱用)してないし」


「女神女神って…」



「…コホン! 話を戻すわ、梨月 悟(りづき さとる)! 私の代わりに異世界を救っt」


「断る」



「……コホン!! 梨月 悟! 私の代わりに異世界をs」


「断る」


 若干の沈黙が流れる。大体、今までの流れで『はい』と答えるほうがおかしいだろう? 平凡呼ばわりされたし……そう内心思いつつ女神サマの方を見ると――



「……よ」


 ……?


「お〜!ね〜!が〜!い〜!よ〜!! もうあなたしかいないの〜!!! …いや厳密に言えば探せばまだいるかも知れないけど……頼むよ、ね? 私にできることなら何でもするから!」


 と駄々をこねる様に縋ってきた女神、あと何でもするって聞こえた……さて、どうしてやろうか


「あ〜…でもでも、”チート能力を付与して”とか、”一番良い装備を頼む”とかはダメよ? こっちにも色々あって、そういう願いを叶えないように! っていう規約なんて小難しいものもできたんだから」


 コイツ(自称女神)が言うには過去に今と同じ”異世界救って案件”があった際、常識のない女神が常識のない人間の願いを叶えた挙句、その世界ごと滅んだという恐ろしい出来事があり、それ以来、規約に基づいて転移、転生させているらしい……女神も大変だな


「実際、規約に基づくレベルの願いってどの程度のモノなんだ?」


「そうね……今まで叶えてきた中で無難なやつだと、”魔力を人並み以上にして”とか、”身体能力をそれなりに強化して”ってところかしら、あ〜…でも、”規約に基づく限界レベルでおまかせで!”ってヤツもいたわね……アイツは今頃、うまくやってるのかしら?」


 なるほど……先人たちの影響もあり、女神から貰ったチート能力を使って異世界で無双するってワケにもいかないらしいが、どうやらそれなりの能力は貰えるらしい……だが、悟にはもう1つ気になることがあった


「ちなみに、もし異世界で死んでしまったとしたら……どうなるんだ?」


「……? 普通に死ぬわよ?」



「……やっぱりこの件はなかったことに、探せば他に僕より適役がいるかもしれないし……早く元の世界に戻して! 今すぐ!!」


「待って!! 待ってぇ!!!! 私の言い方が悪かったわ、詳しく説明するから! ねぇ待ってってばぁ!!」




◆  ◆  ◆




「あのね? 確かにその異世界では理論上死んだことにはなるんだけどね? これはあくまで私からの”おつかい”みたいなものだからそのまま死んだりしないわ、死ぬ寸前に魂だけ回収してね? 異世界での記憶を消して元の体に戻してから元居た世界に戻すの、異世界での体はあなたの体のコピーみたいなものだから安心して? …………まぁ極めて稀に、天文学的な確率で異世界での記憶を思い出して、現世でヤバいことになったヤツもいたけど……」


 物凄く早口で説明する女神、最後の方は声が小さくて聞きとれなかったが、とりあえず異世界で死ぬことはないらしい……? だったら――


「その役……僕が引き受けるよ」


「本当に?! ありがとう! キミなら引き受けてもらえると思ってたよ〜!! で? キミは何をお願いするのかな?」


 "規約に基づいく範囲で"願わなきゃいけないんだったな……特に決めてなかったけど、どうしようか…………まぁでも、きっとなるようになるだろう


「じゃあ……僕もおまかせで」


「ふふっ、キミも面白いやつだな〜……いいよ! その願い叶えてあげる!」


 女神がそういうと僕の足元が光だし、謎の力によって僕の体は宙に浮かび上がった


「あぁ、それと! 転移先の異世界言語なんだけど! 自動翻訳能力をつけといたから! 安心して異世界ライフを楽しんで〜!!」


 ある程度宙に上がり、女神の姿が見えなくなるとそう女神が叫ぶ声が聞こえた……それと同時に悟はあることに気づく


「ところで……転移先の世界ってどんな世界なんだ?」



 そこで悟の意識は途絶えた――


どうも、この度初めて小説?なるものを書いた天翔ける幼女の使いです。お察しの通りヤバいやつです。完全に趣味でやっているので更新はそんなに早くないです(大体、2週間に一回2000文字程度を目標にしています)あとあと、文法、日本語がちょくちょくおかしいところがあると思いますが、そこは目をつぶってもらえると幸いです。

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