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200文字小説集

男の料理(200文字小説)

作者: 日下部良介

「ねえ、隠し味はなあに?」

 僕の作ったカレーを味見して娘が言う。

「そんなの無いよ」

「パパのカレーはどうして美味しいのかな」

「誰が作っても一緒だろう。市販のルーを使っているんだから」

「だってママが作ったのと全然違うよ」

「そうね。カレーだけじゃなくて、基本的に料理は男の人の方が上手なのよ」

 妻も一緒になって言う。

「そうか?じゃあ、これからは俺がやるか」

 後ろを向いた妻がガッツポーズ。

 もしかして、ハメられた?




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― 新着の感想 ―
[一言] どの家でもやっている戦略なんだなと、読んでいて可笑しくなりました。 もちろん私も母とやりましたよ。 たまに作るから美味しいのか。 男が作るから美味しいのかは謎ですが
[一言] 我が家では、魚をさばくのは私の勤め。 女房と母親は食べる人、兼、不細工と文句をのたまう人。 男は、あっさり料理される存在ですね。
[一言] 私もよく嫁と娘に乗せられつくります(笑
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