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夢列車  作者: ランデブー
3/3

さん


 ジリリリリ♪


 目覚まし時計が鳴り、今日がスタートします。

外から太陽のあたたかな光が入ってきて眩しい。チュンチュン、と小鳥は朝から歌を歌っています。バイクに乗ってポストに新聞を入れているお兄さんは目を擦りながら頑張っています。愛犬と散歩をしているおじいちゃんは嬉しそう。体操服姿の少年と少女は食パンをくわえながら走っています。公園ではラジオ体操が始まりました。

 さあ! もうお目覚めの時間ですよ。顔を洗ったらネムネムは吹っ飛ぶから、早く起きましょう! ニワトリの皆さんはもうとっくにコケコッコーって鳴きましたよ、その数分後赤ちゃんの泣き声が聞こえましたよ。


 ……。


 あれれ。ベッドにさくらちゃんがいませんね、トイレに行ってるのかな? 朝のジョギングしてるのかな? ひょっとして朝ご飯作ってたり?

 するとその時、一階から声が聞こえた。美味しそうなにおいと一緒に。

「ママお早よう! 今目玉焼き作ってるよ」

「……熱でもあるの?」

「違うよ。さくらが作ったら、皆ニコニコしてくれるかなと思って」

「そりゃあさくらが一生懸命作ってくれたら皆喜ぶけどさ」

「ママ! そんな所に突っ立てないで、早くパパとおばあちゃんを起こしてきてよ! さくらの愛情をいっぱい詰め込んだ目玉焼きが冷めちゃうから!」

「わかりました〜」




 勉強机の上には一冊のノート。そこには笑顔で泣いている車掌さんの絵が描かれていた。





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