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ILIAD ~幻影の彼方~  作者: 夙多史
Episode-08
63/119

062 開戦

 蒼霊砲最上階にあるコントロールルーム。

「そうか、ひさめは捕まったか」

 外を見渡せる窓の前にある椅子にアルヴァレスは座り、たくさんのキーがついたボードで何かの操作していた。本来部下にやらせるべきなのだが、これの操作は彼にしかできないらしい。

「やはり始末しておきますか?」

 その報告をしたのは巨大な剣を背負った紫髪の青年、ルイスだった。

「いや、放っておけ。今さら何を言われても問題はない」

 ルイスに背を向けたままアルヴァレスは答えた。

「エネルギーのチャージに思ったより時間がかかっているが、溜まった暁には……そうだな、まずは邪魔者がいるソルダイから消しておこう」

 アルヴァレスが不気味に笑い始めたその時、下で爆発音し、大勢の雄叫びがこの最上階まで聞こえた。

「フッ、どうやら来たようだな」

 アルヴァレスは落ち着いた様子で椅子を回し、同じように全く慌てていないルイスを見る。

「私はここに残る。指示は全てロアードに任せると皆に伝えろ!」

「……わかりました」

 ルイスは軽く頷くと踵を返して後ろの昇降機で下へと降りた。


 短いので一時間後に次話を予約しています。

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