プロローグ
はじめまして
気分で書いています
1946年6月4日-ドールン城
「陛下、大丈夫なの!?」
急な声に驚く。体があまり動かせず声の主を見るこ
とはできないが、口ぶりからして我が皇后だろう。
こんなに高い声で余のことを陛下と呼ぶものなど他
にいない。恐らく容態が急変したと聞きつけて来た
のだろう。今際の際だからか、いつも聞いているは
ずの「陛下」という言葉が気にかかる。
...思えばこんなに何の地位もなくなったのにと皇帝
の真似事をしなくてはならなくなったのは誰のせい
だろう。ルーデンドルフ、ヒンデンブルク、ホルシュ
タイン...挙げればキリがない。しかし、彼らは本当
に全てが悪かったのだろうか。例えばルーデンドル
フ。彼は余を操ったという愚行をしたが、西部戦線
は彼のお陰で持ちこたえることができた。皆、功績
があり一概に悪いと言えないのではないか。普段考
えもしないことが頭に湧き出てくる。そして最後に
出た結論は......ドールン城に亡命してから悔しさから
かとてつもない量の本を読んだ。その分野は多岐に
わたり技術、政治、軍事と多くの知識を得た。そし
てそれらの知識は1つの結論にたどり着いていた。本
を読んだ当時は都合が悪いこの結論から逃げていた
が今なら分かる.........................................................
悪かったのは自分自身であった。
(あぁ、もしあの時に戻れたならば...)
そうヴィルヘルム2世が考えた時、視界が暗転した。
本を読みまくったのは独自設定です。
間違っているところなどがあったら指摘してくれると幸いです。orz




