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⒎ねこは働きたい

「商談を始めようではないか。まあ、そうは言ってもただの面接だがな」


 ガンドルが声のトーンを一つ落としてそういった。


「僕は入社するとは言ってないにゃ」

「じゃあ、入らないか?」

「セファがいるから入りたいにゃ。」

「そうか…わかっていそうだが、まだ決まったわけではないぞ」


ーーガチャッ


「俺の権限でタマは入社決定だ!!」


 まるでタイミングを見計らったかのようにジリガートが入ってきた。


「お前の権限ってなんだよ」


 ガンドルが苦笑して言った。


「おい、セファ、あれ。」

「乙女に“おい“とかいうと嫌われますよ。」


 いつものジリガートならこんな戯言には耳を向けない。しかし、今のジリガートは恋をしている。効果は絶大である。


「すみませんでした!!セファさん!」

「え、?……あっ旦那、ジャジャーン!」


 セファが効果音を出すとその手には“契約書”があった。


『ジリガートを代理商会主にする』


「おい!親父。これは俺が10歳の誕生日に貰ったものだ。そして権限の中に人員の選定。そして、任命がある。」

「つまり僕はもうここの従業員にゃ!不当解雇は認められにゃい!!」


「いや、それただのプレゼントに等しい……」

「実際、名簿には代理は俺だと書いてある!」

「とはいえ、まだ年齢的に早いだろ!さすがに認められん。」

「最低にゃ!!」


「ガンドル、私の好みは約束を守る人っていうのが前提なの知ってた?」


 セファが満面の笑みでガンドルに言った。


 セファは自分が好かれているってわかっていたのか。

 ガンドル呼びか…これは誰だって惚れちゃうにゃ!


「よーし!()()()()()()()、タマの入社を認める。今からお前もここの従業員だ!」


「ありがとにゃー!」


 タマはやられたことは100倍返し。いや、もっとかもしれない。

 そのねこはガンドルから貰った“大金貨5枚“を忘れることはなかったーー

今は2作目に取り掛かっています。どんな作品かはこの作品を少し考察してもらえばわかるかもしれませんが…

いやっ、こんな作品考察する時間なんてないですよね。すみません!!!


そんなことを言ってますが、当てにならない投稿頻度を報告します。

今は二日に1回にします。最低でも三日に1回。多くて一日1回です。

ほんと当てにならないですね。

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