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14.ゲームシステムへの干渉
ひときわ強い光を放つ花がひっそりと咲いていた。
淡く揺れ、まるで呼吸しているみたいに脈打っている。
近づくと、花の根元に小さな木札が刺さっていた。
『神花:蜜を吸うことで“システムへの一部干渉”が認められる』
(……システム?)
【GMより。システムへの干渉とは“非存在エネルギー”の行使が可能になること。】
「にゃ!?」
突然、頭の中に直接声が響く。
タマはビクッとしながらも、花をじっと見つめた。
僕には2つの選択肢がある。
1.放置する
2.蜜を吸って“謎の力”を得る
タマは尻尾を立てて言う。
(僕の未来のためには成長が必須にゃ。選択は……もう決まってるにゃ。)
タマは花びらごと口に含み、甘い蜜を吸い取った。
【システム干渉の受諾を確認。
ーー助言:完全治療魔液は“存在しない”。】
(にゃっ?)
次の瞬間、視界がぐにゃりと歪んだ。
【ーー戻れ。】
その声を最後に、タマの意識はふっと途切れ、過去へと引き戻されていく。
一気に複雑になるので、一旦キリです。
先の構想で、ここで一旦複雑化しないとアレなんで…
前回に組み込めばよかったですねマスケット。




