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森からの脱出


「鑑定。」


ワイルドボア(猪)

食用で鮮やかな赤肉で煮込み料理が美味。


「煮込み料理…、鍋ないんですけどっ!?」流石に生肉で食べれるわけないのなんて分かってたさ!

「早急に調理器具を確保しなければ、猪の解体とか出来るところに早く行きたい。」こんな狭い所で解体なんてしたら大惨事になるわ。

「そうだな、片付けてまた歩くか。」

「うん。」

「…。」しばらく無言でひたすらに歩いてると叶菜が歩きたそうにしだした。

「あー!うー!ママ!」あと少しで森を抜けそうだしそこで降ろそうと思ってたのに。

「ちょっと、早く行っとくわ、聖那はゆっくりおいで。」夫は私の足を気遣ってそう言ってくる。

「ありがとう、ごめんね。」夫が叶菜を連れて森を抜けて行くのを見送る。

「やっと森を出れる、どんな場所なんだろうなぁ。」


木々をかき分け出てきた先には見晴らしのいい草原で夫と叶菜が楽しそうに遊んでる。

「おーい、聖那こっち!」手を振ってこちらを呼ぶ夫の元に行く。

「凄いねここ。」青々と茂る草原に少し行ったら道がある。

「道があるって事はもう少ししたら街とかありそうだな。」

「だねー、やっと人に会えると思うとあと少し頑張れるね。」こんなに長い事 人に会わなかった事が無いため地球って人が沢山いたんだなぁって感慨深いよ。

「…あ、あそこ街じゃない?」私が指さした先には建物がポツポツと並んでる

「だな、よし、あともうひと踏ん張りするか〜。」目的地を新たに見つけた私達は歩き疲れてはいたがまだ頑張ろうという気になれた。

「猪の調理法で煮込み料理が美味って事は鍋だね〜、なんか野菜とか売ってるかなぁ?」

「鍋か、鍋もいいけど普通に生姜焼きとかでも美味しそうだけどな。」猪の調理法を話しながら歩いてると心無しか足も早くなってる気がする。

「生姜焼きか、それもいいね、ただ、この世界に生姜とかあるんだろうか?」

「さぁ?じゃあ、そこら辺の草とか鑑定しながら歩くか?」

「だねー、なんかあったら儲けもんだわ。」

「儲け…この世界の通貨とかも知っとかないと何も買えないしな。」草が盛り上がってる場所の付近で鑑定していくと気になる草があった。


【薬草】

回復薬を作る素材の1つ、そのまま食べても回復出来るが回復薬を生成した方がより多く回復できる。


「ねっ、ここらへんの草全部薬草だって、取ってこうよ。」

「なんか切れるものある?」

「叶菜のご飯切るようにキッチンバサミ入れてたからそれで切ろうかな。」アイテムBOXからキッチンバサミを取り出し薬草を根元から切っていく。

「薬草ってどうやったら回復薬になるんだろうな?」夫が私から薬草を受け取りアイテムBOXに入れていく。

「なんかグツグツ煮るんじゃない?」鍋で煮込んでるのしか思い浮かばないけど。

「まぁ、町にいって聞いてみよう。」

「叶菜?」ふと叶菜が何かを見てるのに気づき叶菜の視線を辿ると宝箱があった。

「えっ?あんなんあった?」

「いや、さっきまではなかったけど。」

「とりあえず鑑定しとこ。」


【宝箱】

中にアイテム等が入ってる箱。

特にギミックはありません。


「ギミック?」

「仕掛けって意味だと思うけど、宝箱に罠とかあるんだこういう世界って。」

「なんかあっても鑑定してから行動しないと痛い目みるね。」

「まぁ、これは仕掛けないから開けてみようか。」宝箱を開けるとそこには調理器具があった。


なかなか町につかないですね。

次で町にたどり着くはずです

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