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散策

棒が倒れた先は右になり、拾い上げた夫が行き先を告げる。

「右だな、じゃあ、そっち行くか。」行き先が決まったのでまた歩きだす。

「本当に今猛烈に人に会いたい、もうこの際、誰でもいい。」草を掻き分けながら進んでいくが道がないから歩きにくいしなかなか進まない。

「まぁ、この世界がどんな場所かとか聞きたいし、それには賛成だ。」木の棒で地面を付きながら地面の確認をして進むので結構時間がかかるし手間だ。

「総ちゃんはどんな世界だと思う?」ふと、疑問に感じた質問を夫にすると少し考えながら返事をしてくれる。

「普通にRPGっぽいステータスとかだし、なんでもアリな世界なんじゃない?」

「どんな世界にいるんだろう?」

「さぁね、未だになんにも見当たらないけど、それより今日のご飯とかどうする?」そう言えば荷物の中には我が子のおやつとか全員の飲み物とかしかないんだよね。

「叶菜のご飯どうしようっ。」周りを見渡して食べられそうなものを探す。

「鑑定眼で食べられるもの探しながら歩いた方がいいな。」

「で、でもさ、調理器具とかないし生で食べられるものじゃないとキツイな。」人の街が出てきたら絶対フライパン買うんだ。

「そうだね、叶菜が食べられるものは果物とかかな?」

「だね、どんな物があるかなぁ?」木の上にあるかなと上を見るとマンゴーっぽい果物が生ってる。

「鑑定。」鑑定って呟いただけで文字が横に出てきた、凄い便利な機能だね、本当に。

【マンロー】食用

甘くみずみずしく絶品、そのまま食べられる。

「総ちゃん、あの木の上に生で食べられるのがあるんだけど取れる?」

「結構遠いな、まぁ、頑張ってみるよ。」木に足をかけて登っていく夫を惚れ惚れしながら眺める。

「うちの夫、最高すぎ。」思わず声に出してしまい慌てて口を閉じる。

「木の上に結構果物あったから人数分とってアイテムボックスに入れとくわー。」優秀な夫で私は鼻が高いよ。

「ありがとうー、危ないから気をつけて降りてきてね!」降りるのが1番難易度たかいと思い声を掛ける。

「わかった。」丁寧に木から降りてくる夫を見てから気付く、これ、魔術の練習とかしとけば良かったって。


ひとまず食料GETです。

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