僕、クラッカー片手に
女の子の悲鳴を聞きつけ、駆けつけると遠目にチャンバラが始まっていた。
「…凄い」
僕は思わず息をのんだ。
時代劇みたいな剣戟が行われてる。しかも、時代劇とはちょっと違ったところがあって、持ってる剣がバスターソードとかあったり、飛び跳ねて目に見えない様な速度で剣をうちあったりしている。
悲鳴をあげた女の子は短刀を構えて切り立った崖まで押し込まれている。その手前には母親らしき女性が短刀をもって女の子をかばう様にしていて、さらにその前方に父親らしき男性がすごく大きい剣を持って5人の長剣で武装した男たちの集団と戦っている。
そして、彼女らはけもの耳+しっぽがあった。
そう、僕は高速戦闘に耐えうる高級(?)けもの耳を装備しているけもの耳愛好会員のレベルの高さにこのうえなく感動し、いつのまにかしとしとと頬を涙がつたっていた。
父親は身長と同じくらいあるんじゃないかとい大剣を軽々と振り回して応戦しているが、どうやらじりじりとおされれている様だ。僕は戦闘に詳しくはないが、父親の剣技はなかなかなものだろう。しかし、武装した集団は明らかに殺意があり、石を投げたりとえげつない戦い方をしている。
そうこうしている間に父親はどんどんと劣勢になっていった。
「Ghkjhs dhugng mfdsmb piwlmb , xmbl sffsd gkweog!!!!」
襲撃している集団が何か言っている。日本語じゃない。
きっと、「観念しろ!」的なことを言っているに違いない。
でも作り細かいなあ、ほんとの外人さんみたいに発音いいし。
女の子と母親もめっちゃかわいい。外国人エキストラか?
「KJLij lafud isah fihj yuki!!!!」
父親のほうが女の子と母親のほうまでじりじりとおされて後退している。父親は大剣の質量をいかして攻撃しているが、どうしても大振りになってしまう。その隙に手数でも、人数でも利点のある武装集団が数で圧して無数の傷をつけている。
致命傷は避けているようだが、このままではじり貧だ。数分と持たずにやられてしまうだろう。
すると、このままでは父親がやられると察した母親が何か叫びながら突っ込んでいった…
無理だよ…刺されちゃうよ!!殺されてしまう!イベントって言っても真に迫りすぎてる。
…ああ、そうか。僕がこの状況を変えるんだ。
「ちょおおおっとまったぁーーーー!!!!」
ぱっかーん(←クラッカー鳴らす音)
そう、僕は武装集団にクラッカーを鳴らしながら突っ込んでいったんだ。
作者見切り発車のため、内容変わったり、更新遅いです。すみません




