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第38話:天使な悪魔と犯罪者

やっほー、ミュウです。何か良く分からないけど前回の続きだよ、朝起きたらいきなり入院したとか電話かかって来たし、玲君夜に何やったのかな? それで玲君の病室に来てるんだけど


「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!! 私の玲ちゃんが、玲ちゃんがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」


「くくくっ、どこのどいつがやりやがった!? 灰にしてやる……っ!!!!」


「天界の軍事医療チームと捜索隊を纏めて地球にまわして……ふふっ、ウフフフフッ……」


「……取り敢えず皆落ち着かない? ほら、玲君が見て見ないフリしてるよ?」


と言うか、ここ病院って分かってるのかな。まぁ確かに玲君が入院って聞いた時は私も大騒ぎしちゃったけど、一ヵ月で取り敢えず退院出来るみたいだし。


「ミュー、これが落ち着いていられるわけないでしょう!! 他の誰かなら構わないけど、玲さんが撃たれたのよ!?」


「あっ!! 考えてみれば松竹梅の三ツ星レストランがっ!!」


「ミュー、俺が退院してから一ヵ月コンビニ弁当な。」


「冗談です、ごめんなさい、二か月も玲君の御飯食べなかったら死んじゃいます。」


一か月でもキツいのにそれは拷問だよ……。仕方ないから一か月はハディムでも呼ぼうかな。舌が玲君の味に慣れちゃってるけど、ハディムのも美味しいしね。


「ふぅ、取り敢えず玲ちゃんお腹空かない? 御粥を親衛隊の人に作らせたから食べさせてあげる。」


「へぇ、それは楽しみだな。」


「お姉様の持って来た荷物はそれだったんですね♪」


準備いいなぁ、流石は雫。まぁ看病したいだけってのが本音なんだろうけど。松竹梅でこのパターンって犯罪臭がするんだよなぁ。止血法の事もあるし。


「それじゃあ早速口移しで……」


「ちょっと待ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」


「ミュウ、どうしたんだ? 病院では静かにしろよ。」


「まさかそれを姐さんに言われるとは思わなかったよっ!!!」


何? なんで雫は当たり前のように御粥口に含んでるの!? 流石の私もこの面子だと突っ込みに回らざるえないよ、アラナとか放心してるじゃん。


「ミュウ、どうしたんだ? なんかおかしいのか?」


「ちょっと玲君、おかしいとかじゃなくて口移しとか軽く犯罪の匂いがするよ?」


「看病する時はいつもこうなんだけど……もしかしてまたマイナーだったのか? 雫さんとかが風邪引いて、食べる元気も無くなったりする時とか便利なんだけど。」


「大家さん、お姉様、なんていう事を……」


二人共確実に狙ってやってるよね。玲君素直だから言う事聞いちゃうんだろうなぁ……。玲君中途半端に常識人だから自分が姐さん達が言う事は普通だって思っちゃうし……。簡易な洗脳に近いねこれは。


「た、玲さん!! これは本当は……っ!!」


「そうだ、アラナちゃんもやってみる?」


「はい、是非♪」


「アラナ、買収されちゃ駄目だよ!? これは罠だよ!!」


「私は女よ。」


「凄く決心した顔で凄い事言ったよこの人。」


駄目だ、もうこの人達止まらない。玲君、ごめんね、私は玲君を守れなかったよ。


「ミュウちゃんこっちへおいでなさい。後で『エンドレスカオス7』の総ヒロインフィギュアあげるわね♪」


ごめんね玲君私も混ざる♪



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