表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/48

第2話:天使で悪魔な家庭内事情

「ふぅ、サッパリしたっす♪」


ゲッ、こいつ人の服勝手に着やがった…。こんにちは玲っす。いや、本当なんなんだろうね?この天使悪魔、俺はグシャグシャになった洗濯物を取り込みながら自分に愚痴ってみたり。さて、


「雨止んだらさっさと出て行く事」


「えー!?こんな鬼満載な世間に少女を一人で放り出すの!?」


天使悪魔なんだし平気だろ。てか勝手に入った家に居座る気か?やっぱり疫病神とかなんじゃないのか?


「当たり前だ、大体家出何て良くないぞ?帰ったらどうだ?両親も心配してるだろ」


「やーだーっ!私、お寿司にマーガリンとケチャップ付けて食べる様な人と一緒に御飯食べたくないもん!!」


うげ、俺もヤダ…。じゃなくて…


「でもなぁ…」


「だってお父さんヤバイんだよ!?この前なんてキムチ鍋にマーガリンとケチャップぶち込んだんだよ!?それも尋常じゃない量だし、もう闇しかない闇鍋状態だよ!!」


うわお、過激な家庭だな…。あー、ダメだ!!変な同情するな俺!!


「父親がそうなら…母親はどうなんだ?」


「お母さんは…っ…」


なんだ?そんな悲しそうな顔して…。まさか地雷踏んじまった!?あーどうしよ、泣きそうだよ。取り敢えず謝るか?いや、なんか同情されるのが嫌な人もいるみたいだし…。うーん…


「お母さんは…うっ…私の大切なコレクション達を皆売っ払っちゃったの…グスッ…廃盤になっちゃったのとかあるのに…ひっく…もうお母さんの顔なんか見たくないよ…えぐっ…」


う、うわぁ。お母さんやるなぁ…


「な、なるほどな…。…ほらほら、泣かない泣かない。強い子だろ?」


「ひっく…うん…」


よしよし、泣きやんだ。女に泣かれるとなぁ…大家さんに見つかるとヤバいしなぁ…


「…ねぇ…」


「ん?なんだ?」


取り敢えずもう泣かれないようにしなくては。取り敢えずそっち系の話題から離れよう


「そう言えば名前もまだ聞いてなかったよ」


「ああ、そう言えばそうだな。俺は月村玲だ。レイじゃないぞ?たまだからな」


なんで自己紹介なんかしてるんだろうな?


「ねぇ、たっくん…」


「た…。ま、まぁいいか。なんだ?」


「…お腹空いた……」


このやろう…







「うわぁ!ヤバい美味しいよ、このオムライス!たっくん良いお嫁さんになれるね♪競争率51倍だよ!!」


「俺がなるなら御婿さんだろ?まぁ家事は得意だからな」


なんで律義に飯作ってやってんだか分からないけど、褒められて悪い気はしないな。はぁ…甘いなぁ…


「おかわり!」


「良く喰うな、ちょっと待ってろ。おかわりは予想してなかった」


俺のオムライスは半熟が基本だ。ケチャップはお好みで


「あ〜久し振りにケチャップが美味しく食べられたよ♪マーガリンはもうヤダからね♪」


にしてもミュウは本当に美味しそうに物を食べるな。見ている方まで嬉しくなるよ


「ほら、おかわり」


「やったね!いただきまーす♪」


食材も本望だろうな。


「うーん、ねぇなんでたっくんはそんなに料理上手なの?」


「んー。小さい頃からやってたからだろうなぁ。それがどうかしたのか?」


「いやぁ、私は料理ダメダメだから♪」


「明るく言うなよ…。女の子だからってわけじゃないが出来る様になるべきだろ。」


料理はボケ防止にもなるらしいしな。ん?ジジ臭いか?


「でも私今までにキッチン4回壊してるし、その内1回はもう少しで家が全焼しそうになったんだよ?」


「一体なんの科学実験をしてるんだよ!」


「うーん…卵とお砂糖の科学反応?」


「反応しねぇよっ!!固まるだけだろ!?」


卵と砂糖の反応で全焼する家ってどんな家だよ…。


「あーあ、毎日たっくんのオムライスが食べたいなぁ…」


「新手のプロポーズか?」


味噌汁なら聞いた事あるけどオムライスは珍しいな


「違うよ、出来れば他の料理も食べて見たいんだよ!」


「そうか、何が食いたいんだ?食ったら帰れよ?」


「むぅ〜…」


おお、膨れてる膨れてる。でもダメだ、家出なんかするもんじゃない。まぁ確かに同情する所もあるけど…。ダメだここで甘やかしちゃミュウの為にならない


「たっくんにもし追い出されたら私は路頭に迷う事になるんだよ…?」


「家に帰る気はないのかよ…」


どうやらコレクションを売られたのを相当根に持ってる見たいだな、でも我慢我慢


「…春はもうすぐだけど寒いから私凍えちゃうかも。ううん、きっとその前に春の陽気に誘われた変なオジサンに…」


「………」


あー、ダメだ。我慢だって


「もしたっくんが泊めてくれれば…」


「あーもう!分かったよ!分かったからそんな縋る様な眼で見るな!…ったく…」


「やったね♪たっくん優しー♪」


泣きそうだったのにもう笑いやがって、狙ってやってたなこいつ…


「その代わりに問題起こすなよ?」


「おっけーっす♪やっぱり素晴らしい文化がある国は人も素晴らしいね♪」


不安だなぁ…


「素晴らしい文化ねぇ…ミュウが言う文化ってなんだ?」


「ふっふっふ。私はそこらの天使や悪魔とは違うよ?ズバリ!アニメ、漫画、ライトノベル!!」


言い切ったよこの天使悪魔…


「その他の文化ってなんだ?」


「その他…?うーん…フジヤーマ、ゲイシャ?」


やっぱ帰れ

初めて、こんにちは八神です。と言うわけでごめんなさい。この小説はすっごく不定期です。私の他の小説を読んで頂いている方に迷惑をかけない様にしたいので…。だったら書くなよこのやろう♪って言うのは却下です。全部書いちゃいます♪それではこの作品をこれからも宜しくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ