22/32
22.幼き日の三人
1.
アオイ「きゃ、どうしたの?」
タダシ「水たまりで転んじゃって……」
タダシ、べそをかいているダイゴをおぶり、チャコの手を引いて帰ってくる。
2.
アオイ「(チャコとダイゴを着替えさせてやりながら)それで、チャコとダイゴを連れてきてくれたのね」
タダシ「まーねー。一応、オレ、あんちゃんだしーー」
3・4.
アオイ「そうだよねーー。えらい、えらい」
アオイの脳裏に、今のタダシと同じようにアオイの手を引き、アカネをおぶって帰ってきた幼き日のツヨシが浮かぶ。
「にーに」「にーに」と呼んでるアオイとアカネ。
アオイ「(心の声)思い出すなー」