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番外記録Ⅲ

外縁部研究区画 内部進捗ログ(抜粋)

記録番号:E-47-Δ担当区画:外縁第三実験棟記録者:自動記録系統


1. 目的

既存個体の機能限界を突破するため、人格維持を前提としない強制的再構成技術の実用化を目的とする。

倫理審査:外縁区画適用外のため未実施。


2. 被験体選定

供給源:

* 身元未確認個体

* 違法区域拘束者

* 処分予定者

* 自発的提供者(0件)

選定基準:

* 神経反応速度

* 肉体耐久値

* 精神崩壊許容量(参考値)

人格評価:不要


3. 処置工程

工程は以下の三段階で構成される。

1. 神経遮断

2. 組織再配置

3. 強制適合促進

第三段階において、不可逆的形態変質を確認。

当該変質は仕様範囲内と判断。


4. 結果

試行数32 生存11 行動可能7 指示理解1 人格残存0

人格残存率:0%

目標値との差異:問題なし


5. 行動特性

行動原理は以下に収束:

* 痛覚回避

* 運動衝動

* 近接対象への反応

感情反応:観測されず

発声:意味構造を持たない空気振動。


6. 事故報告

研究員消失:3名原因:

* 接触距離過小

* 鎮静処置遅延

* 適合率過小評価

再発防止策:

* 研究員数の削減

* 遠隔操作比率の増加

* 損耗前提運用への移行

人的損失評価:許容範囲


7. 実用評価

戦闘持続時間:良好恐怖耐性:不要命令遵守率:低単純破壊能力:高

結論:

兵器転用は可能


8. 外部露見対策

報告改竄手順:

* 変異体 → 野生異常個体

* 研究員死亡 → 設備事故

* 区画封鎖 → 保守点検

成功率予測:高


9. 継続方針

次段階:

* 大型個体生成

* 集団行動誘導

* 都市近接試験

必要資源:

* 追加被験体

* 処理効率向上装置

* 記録削除権限

倫理的問題:定義されず


10. 備考

第三実験棟にて、処置後個体が言語様音声を発したとの未確認記録あり。

内容:解析不能。

対応:

* 記録削除

* 観測系停止

* 担当者交代

問題性評価:低


ログ終了

自動保存:完了感情記録機能:未搭載

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