交戦
《雷撃の槍》。
生成。
導電性魔素を弾頭として長さ約40cmの槍状飛翔体を生成。
……魔力消費:約0.45MJ(36%)
投射。
初速:約120m/s
……魔力消費:約0.25MJ(20%)
着弾効果。
- 命中直後に魔力で電位差を自動展開。
雷撃が着弾点へ誘導するように設定。
……魔力消費:約0.56MJ(44%)
人体直撃の際は
電圧:約7.48メガボルト、
電流:約7,480Aになる。
これは完全に即死級だ。
発射。
……フォーには……躱された。
まあ、隙が大きすぎんだよな。
「あはは、隙大きすぎでしょ。派手でいいね!」
煽られた。挑発には乗らん。
フォーの挑発に冷静に反応しつつも、脳裏に浮かぶのは
「奴らは遊び半分だが、その技術と判断力は無視できない」
余計な力を使って、こちらの魔力量を削らせるつもりか。
雷撃弾の一発は確実に致命傷を与えるはずだが、
それを躱すフォーの余裕は、敵の戦力の高さを物語っていた。
《魔力の弾》。
・読心誘導
・光速の75%
・誘導遅延・0.08秒
・MIRV・15発に分裂・誘導
とりあえず0.5MJ*50。で25MJ。
50発生成。斉射。拡散パターンA。
挑発に乗せられたかな。過剰な気もするが、
この一撃で決められなければ次はない。
……電磁場確認。電磁バリア?
出力が高い。……まさか!
艦隊より飛翔体。高エネルギー反応。拡張脳のアラート。
(接近中:0.8c(光速の0.8倍)、相対速度:衝突コース)
(質量・形状分析:多層構造体、中心核に高密度物質……中性子弾頭)
おいおい、オールトの雲で高質量物質かよ。
あー!やっぱ馬鹿だこいつら!
……もういい。とりあえず迎撃。
《空間開闢》。何度させる気だよくそっ。
追放した瞬間に接続遮断。もう知らん。
「君さあ、座標操作系って実在するんだね。
前の魔術文明では幻想って言われてたけど、へえ……」
あー。挑発挑発っと。
軽口を聞き流しつつ、次の一手だ。
《超空間ワームホール開闢》
・個人用切離空間“武器庫”へ接続
・接続先絶対座標:Vec6(0,0,0,24.5,14,2785,12)
(高次元座標・6次元空間座標系)
・直径:0.5m^2・円形
・開闢時間:20ミリ秒
試作品。素粒子オーダーベクトル操作領域弾頭弾。“錬核弾”
俺が試作した物質変換弾だ。
発射。水素になって消えろ。
フォーは……対応できずに消えたようだ。
残りは2艦隊と向こうの無機生命体か。




