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第3話
俺は自分の部屋で考えた。
「過去に戻ったってことでいいのか? どうなんだ?」
そして俺は何気なくカレンダーを見た。
それは、一月前のカレンダーであった。
俺は確信した。
そして決めた。
次こそは、沙織を絶対に守り抜くことを。
――2週間後
「うーっす」
「おはー、ヒロ」
「おはよーヒロっち」
「……ふむ」
「ヒロくんおはよー」
あれから俺は、色々と考えていた。
どうすれば沙織を助けられるのかと。
結論としては、とにかく沙織と長く一緒にいるしかないという考えに行き着いた。
問題は今の所はない。
問題が起こるとすれば、あの日だろう。
「ねえねえ、今日カラオケいかない?」
「お、いいねえ」
「構わんぞ」
「ヒロくんどうする」
「行くか! 久しぶりに」
「じゃあ決定ね」
こうして日々は、穏やかに過ぎていった。
ここから、展開が変化していきます。




