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G.O.H.S.T ー国土警備戦略的企業合同ー  作者: 井村圭
【1】異世界
1/3

プロローグ

はじめまして気軽に書いてます。無知です。

 私には一人の兄がいた。

 兄にはこれといった特徴は無かったが、強いて言えば読書とゲームが好きだったと思う。

 兄と私はしばしば喧嘩もしたが、それなりに仲は良かったように思う。

 あれは、そんな兄が高校に入学してしばらく経った時のことだ。兄が失踪したのだ。

 その日失踪したのは兄だけではなかった。兄のクラスメイトが他三人も同時に姿を消したのだ。

 警察によるとその日の放課後、失踪した四人が教室の外を出た姿を見た者は、誰一人としていなかったという。

 警察や親戚家族、そして近隣住民の賢明な捜索も虚しく、三年経っても兄とクラスメイト達が発見されることはなかった。

 しかし失踪から三年後、兄とクラスメイト()()は発見された。当時彼等が失踪した、放課後の教室で。

 学校の警備員から通報を受けた警察に保護された彼等は、事情聴取にて次のように供述したという。

 曰く、彼等は約三年間、この世界とは異なる世界で暮らしていた。

 曰く、彼等はその世界で、世界を救うための戦争への参加を強いられていた。

 曰く、三人はその戦争を生き延びこの世界への帰還を許されたが、残る一人、神藤奏多(しんどうかなた)(失踪当時十六歳)は死亡した。

 当然、彼等の供述のほとんどは鵜呑みにされることはなく、この失踪事件は四人の計画的な家出、そして神藤は依然失踪中であるとして処理された。

 兄の帰宅を、両親と私は心底喜び、彼を家へ迎えた。

 兄は涙を流して私たちを抱き締めた。

 ようやく家族が揃った。ようやく平穏な日々が戻る。そう信じていた私の期待は、程なくして裏切られることとなった。

 帰って来た兄は、兄ではなかったのだ。

 兄は並外れた身体能力と、高校三年間の勉強を難なくオールAプラスで終えるほどの学習能力を得ていた。

 両親はそんな兄の姿に喜んでいたが、私は違った。

 私は兄が怖くなった。兄の、ふと私たち家族を見つめる目が、まるで塵屑でも眺めるかのようなあの目が、怖くて仕方がなかったのだ。

 兄は消えた、また忽然と。

 両親は再び狼狽え、失踪届を出した。

 私はえもいえぬ恐怖心を抱く一方で、強く関心を引かれた。一体、兄に何が起こったのか?何が兄を変えてしまったのか?異世界とは何なのか?

 現在、兄の件と似たような失踪事件が相次ぐ事態となった。

 ごく一部の人々はこう噂しているらしい、異世界に召喚されたのだ、と。


 これは私、片桐命(かたぎりみこと)が異世界からの侵略と攻防する話である。

熱いのでポカリ飲みましょう。

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