第82話~え?ええっとまだやりますか?~
遅くなり申し訳ございません
やっとアップ出来ました…
西にある竜人族の里長の辰砂が大広間に乱入してきて、ネフリティスさんをかけて勝負する事になったんだけど…何で俺の周りには戦闘狂ばかりいるんだろう
今この間にも着々と勝負の準備をされていて尚且つつばさが自分も混ざりたそうな顔をしてるのを見て、余計にややこしくなるから落ち着いてくれと諭したりとてんやわんやだった。
そうこうしてる内に準備ができたらしく俺達は庭の方に案内された。
そこには俺の身長よりも遥かに高い岩が2つ置かれていた。
何となく予想はつくがもしかして力比べをするのだろうか…
「いいか勝負は簡単だ!これからこの岩をどちらが一撃で破壊することができるか力比べをする。より多く破壊した方の勝ちだ!どうだ簡単だろ?まぁ貴様のような軟弱な人間では破壊など出来ぬだろうがな!」
そう高らかに笑いながら言ってるけどやっぱりそうか、しかもこいつ完全に自分が有利な勝負を挑んで来たよ…
だって連中はニヤニヤ笑ってるし、里の人達も半ば諦めた顔してるし、でもネフリティスさんをはじめ一部の人達とつばさ達は俺が勝つことを信じてる顔してるし、何かやりにくいなぁ…
そうこうしてるうちに向こうが勝手に始めていた。
ドガン!!
音のする方を見ると辰砂の目の前にあった岩は見事に真ん中に穴が空いて向こう側が見えていた。
流石自分から言ってきただけあり、とんでもない力の持ち主だと思った。
「どうだ見たか?この岩はロンズデーライトと言ってこの世に存在する最も硬い石と言われているのだ!人間の貴様ではかすり傷つけることも出来ぬわ!」
なるほど、確かにそれは一筋縄というか絶対に砕くことすら出来ないだろうな
と妙に冷静に落ち着いている自分がいるのだがそれには実は理由がある。
何故ならダメ元でスキルの「弱点感知」をやってみた所実は発動したのだ。
まさか無機物にまで発動するとは何でもありだなこのスキル…それともレベルが上がったから無機物にも出来るようになったのか?
いずれにしてもやってみるしかない
俺はスキルで見た光っていた部分に軽く叩いてみた所、もう1つのスキル「弱点必中」が発動。
それによって俺は寸分の狂いもなく弱点である部分を当てた。
その瞬間…
バガーン!
聞いたこともないような音が聞こえたと思ったら目の前にあったはずの岩、ロンズデーライトが文字通り粉々になってしまったのだ。
あまりにも一瞬の事で辰砂をはじめ周りの人達も何が起こったのか分からないで口をポカーンと開けていた。
ネフリティスさんやパーラさん、つばさ達は全く動じていなかったが…
そんな中、一番最初に我に返った辰砂が
「き、貴様…い、一体何を…何をした?」
「え?何をって…ただ軽く岩を叩いただけですけど」
「嘘をつけ!?ただ軽く叩いただけでそんな風になるか!さっきも言ったがその岩はこの世で一番硬いのだぞ!そんな簡単に粉々になるか!」
いや、おっしゃることはごもっともなんですけど…実際に粉々になったし、スキルの力だけど別に言う必要ないし…
「とは言われても…でも状態的にはこっちの勝ちですよね?」
「な…!ふ、ふざけるな!こんな事認められるか!!何か卑怯な手を使ったに違いない!」
えぇ…卑怯な手って、確かにスキル使ったけどこれは一応俺の能力だしズルしてないし
そう思ってたら
「もう一度だ!もう一度やってみろ!今度はこれで同じことをしてみろ!」
と叫んでいた辰砂は自分のアイテムボックスから木目状の模様の金属っぽい塊を出してきた
「これはダマスカスという強靭な金属だ!さっきの岩を本当に砕けるならこの金属も砕いてみろ!」
おいおい…今度は金属出してきたよ
ってかダマスカスって確か地球にも存在してなかったけ?
この世界にもあるのかよ。
それよりも砕いてみろって何で俺だけなんだよあんたもやれよ。
と言っても仕方ないし、俺はまたスキルを使ってみたが案の定弱点を見つけまたその部分を軽く殴ってみたら先程の岩と同じように、ダマスカスはヒビ割れ砕けた。
「ぐぬぬぬ…」
と、辰砂は悔しがっていたがまだ納得がいかないのか再びアイテムボックスから何かを取り出してきた。
次に出したのはまさかのミスリル!
そんな貴重な金属まで出してきたのだが、結果は同じミスリルも同じように砕けた。
ここまで来ると辰砂をはじめ取巻達も何も言わなくなり、里の人達も最早この状況についてこれなくなっている。
だがそんな状況でもこの男はまだ諦めないのか「これならどうだ!」と出してきたのは赤っぽい色をした金属「ヒヒイロカネ」を出してきたのだが、ちょっと待て!!
何か聞いたことのある伝説の金属が出てきたけど何てものを出してきたんだ!
意地になりすぎだろ!
寧ろこれ壊せなくても俺の負けじゃないよね!?
「こいつは我が里に伝わる伝説の金属だ!如何なるものも砕くことはできないと言われてる金属だ!」
このおっさん、プライドというものはないのか?
ここまで来たら潔く負けを認めろよ!
なに最終兵器みたいに出しているんだよ
とは言え流石に伝説の金属に対してそんな弱点なんて…出たよ…
出ちゃったよ弱点が…
このスキル大丈夫なのか?
手に入れた人間によっては世界を滅ぼしかねないぞ?
だがやらないといけない雰囲気だし俺はゆっくりヒヒイロカネの弱点に一応思いっきり殴った、そしてヒヒイロカネは綺麗に砕けました…
その状態を見て辰砂は顎が外れるくらいに大きく口を開き呆然としてた。
パーラさんやつばさ達も流石に引いていたが、ネフリティスさんだけは喜んでいた。
そんなカオスな状況のなか辰砂に聞いてみた。
「ええっと…まだやりますか?」
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