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第52話~え?このスキルは?~

遅くなり申し訳ございません!

久しぶりにカルムの街へ帰って家の扉を開けるとそこにいたのはかつてレナール王国で妹のセリウス様につれてかれた女神ユノリスこと残念猫背女神がいた。

しかも何故か腕を組んで仁王立ちで中にいたのだ。

俺は疲れているのかと思い一度ゆっくり扉を閉め一呼吸置いてから開けたがやはりそこに残念猫背女神がいた…

俺の行動を見てつばさが話しかけてきた。


「アオイさっきから何してんねん?早よ入ろうや」

「いや、入りたいんだけど…何か変なのがいる」

「変なの?」

「残念猫背女神がいる…」

「は?!何であのアホ女神がおんねん!?」

「俺が知るかよ!入ったら腕組んで仁王立ちでいるんだぞ!?泥棒よりも怖いわ!」


俺とつばさが口論している中何の事か分からないリノンとネフリティスさんは当然のように聞いてくる


「あ、あの師匠?さっきから残念猫背女神って言ってますけど何ですかそれは?」

「妾も気になるぞ?一体どんな意味があるのじゃ?」


当然の質問だけどなんて答えればいいか困っていた時突然店の扉が開き奴が顔を出してきた


「ちょっと何してるのよ!早く入って身体をほぐしなさいよ!」


この野郎!誰のせいでこうなってると思ってるんだ!

しかも普通に不法侵入もしてるし相変わらず最悪だなこの女神!!


「何が早く入りなさいよ!だ!あんた何しにここに来たんだ!」

「ほんまに来てたんか、このアホ女神」

「な!?ちょっと!久しぶりに会って言うセリフがそれ?もうちょっと懐かしむとかないの!?」

「あるわけないやろ!!何言うてんねんこのアホ女神!来るんやったらお前なんかよりセリウス様に来てほしかったわ!」

「セリウスですって!?今はあいつの名前を口にしないで!あいつの名前聞くだけで腹立つんだから」


えぇ…あいつって、一体何があったのよ?


話を聞くと(勝手に話してたけど…)

どうやらあの後セリウス様に神界に連れてかれて創造神様に全て話して洒落にならない位怒られてそれからしばらく謹慎処分を受けてたらしい。

自分の宮殿から1歩も出られないから飲み食いばかりして段々身体の異変に気づいてきてヤバいと思って気をつけていたらしいが、あまり変わらずやっとこの間謹慎がとけて、すぐに俺の所へ来たというのが事の顛末らしいが、ぶっちゃけ自業自得じゃん…

今までのやらかしがツケとして回ってきただけじゃん

そう俺が思ってるとつばさが指を指しながら

「アハハハハ!アァハハハ!何やそれ?ただの自業自得やんけ!今まで散々うちらの事を存外にしたツケが回ってきただけやん!何自分は悲劇のヒロイン顔してんねん?アハハハハ…」


と、俺と同じ考えを持っていたが思いっきりぶちまけてる分質が悪い

俺達がこんなやり取りしていると残念猫背女神(ユノリス)が突然怒りだした


「ちょっと何笑ってるのよ!私が一体どれだけ辛い目にあったのか分からないわけ?」

「分かるわけないやろが!お前のせいで俺達の方がよっぽど辛い目にあっとるわ!それに比べたら些細な事やろ!」

「何よ!こっちは助けてあげたじゃないのよ!ちょっとあんたも何とか言いなさいよ!」


何で痴情のもつれのような喧嘩を仲裁しないといけないんだよ…

そんなのはごめんだしさっきから近くの人たちがチラチラとこっちを見ているのでとりあえず中に入ることにした。


さて、中に入って人数分の椅子はないのでリノンとネフリティスさんにはベッドに座ってもらい

俺とつばさ、そして残念猫背女神が椅子に座った

とりあえず俺は早く帰ってもらいたいのでさっさと終わらせようと考えた


「ちょっと?さっさと終わらせて帰らせようとか考えてるんじゃないでしょうね?」


ギクッ!何でわかったんだ?と思ったがそういやこの人人の顔の動きとかで分かるんだっけ相変わらずとんでもない能力だよ


「さっさとってこっちは今帰ってきたばかりですしギルドにも報告しないといけないし、正直構ってられる暇なんてないんですよ、」

「ならさっさとその用事を済ましてきなさい!そして私に施術しなさい!」

「人の話しを聞いてましたか?皆疲れてるから早く休みたいんですよ正直あなたに構ってられないんですよ…」

「何よ!こっちだって身体を何とかしてもらいたいから来てるのよ?しかも女神である私が来てるんだからもっと敬いなさいよ!」


うわぁダメだこの人全く変わってない、ってかめちゃくちゃ自己中になってるじゃん!

謹慎で改心するどころかよりエゴイスティック(自己中心)になってるよ…

本当にどうしようと思ってたら後ろから声が聞こえてきた


「め、女神って本物の女神ですか?」

「ま、まさかその姿は…古い伝書にも書かれてた技能と技術の女神…!」


あ、リノンはともかくネフリティスさんは竜人族だからか知ってたのかな?すぐに気づいたみたいだけど、ってかこの女神ホントに有名だったんだ


「あら?そこの2人は見ない顔ね?そうよ?私が知能と技術の女神ユノリスよ」


それを聞いた2人は驚愕してネフリティスさんはその場にしゃがみこみ両手を胸の前で合わせ敬意を表し、リノンはあまりの衝撃でその場で気絶した。しかしリノンはよく気絶するな…

そんな2人を見てすごいドヤ顔になってますけど

俺やつばさから見たらただの残念猫背女神ですよ?


しかしこうなるともうめんどくさいので俺は早く身体を整えてお引き取り願おうと思ったが、つばさが納得してなさそうだったが何とか宥めた。

よく考えたらこの猫背女神にちゃんと整体するのは初めてだなと思ってやるからにはちゃんとやってあげないとと思いそこはプロとしてしっかりやらないと俺が許せない。

と言ってもこの猫背女神は単純に猫背とそこからくる腰痛と肩こりだからスキルを使わなくてもすぐわかるからそのまま始めた。

その間につばさ達には上に上がってもらい休んでもらう事にした。

実際に触ってみると普通の人間と変わらない感じだが、かなり硬いなこの人

「脊柱起立筋」に始まり「僧帽筋」「広背筋」「大臀筋」想像以上に負担がかかってる

骨盤が歪んでしまう事で身体への負担は想像以上にかかってしまう。

だがこの猫背女神の身体は思ってる以上になっている…

こんなにもなってしまうのかと思ったがよく考えれば女神は人間よりも遥かに生きてるんだからこうなるのは当たり前なのかもしれない

一筋縄ではいかないし1度ではムリだ!

これは本気でやらないと…!


~30分後~


俺は何とかほぐし終えそのまま矯正も行った。

初めての矯正でかなり驚いていたが無事に終了した。


「終わりましたよ、どうですか?身体の感じは」

「…。」

あれ?全然返事しないな?どうしたんだろう?


「あ、あのう?どうしました?」

「どうしたもこうしたも…身体がとても軽いのよ!何よこれ!こんな感じになるの初めてよ!ホントに信じられない位軽いわよ!」


物凄くテンション上がってるなこの人!


「そ、そうですか…それは良かったです」

「こんなに変わるなんて生まれ変わったみたいだわ!ありがとう!ほぐしてくれて本当に感謝してるわ」


こんなに喜んでくれるとは、やった方としても嬉しい限りだ。

あ、ただ言うことは言っておかないと


「あ、あの喜んでくれるのはいいんですけど、今の状態は確かに変わってくれてますがすぐに戻っちゃいますよ?」

「え?!何で!?どうして!?」

「今は変化が出てますけど元々身体としては今までのが普通だから、そのままだとまた元の身体に戻っちゃうんですよ。だからしっかり身体が馴染むまでは定期的に通うことをお勧めしますよ」


確かに俺はこの残念猫背女神は好きではないが身体の悩みについて来てるのであれば話は別だ。

身体を改善したいのであればちゃんと説明してあげないといけない。


「定期的にか…それはちょっと難しいかもしれないけど、でも必ずまた来るわ!この状態が続くならちゃんと通わないと!」

「そうですよしっかりやればちゃんと変わるので、ここに来るなら責任もってやりますよ」

「分かったわ!あなたの事少し見直したわありがとうね!」


少し見直したわって、一体どうすれば認めてくれるのだろうと素朴に思ったが黙ってる事にした。


「じゃあそろそろ帰るわね。あ!そうだわ!代金代わりにあなたに新しいスキルをあげるわ!これでまた頑張ってね!じゃあね!」

「え?スキル?ちょっと一体どんなスキルなんですかぁ!」


行っちゃったよ、

ってか一体どんなスキルをくれたんだ?

これ以上とんでもないスキルはほしくないんだけど…

俺は一抹の不安をかかえながら自分のステータスを開いて見てみたのだが


「…な、なんじゃこのスキルはぁぁぁ!?」


それは俺が思ってた以上のとんでもないスキルだった!

いつも読んでいただきありがとうございます!(^^)

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