Mega Short Kake House
まだお話は序盤です(〃^ー^〃)お話に出てくるようなリカちゃんハウスみたいな家はネットを検索するとまだあるみたいですが。こういう家が廃屋化すると逆に怖いですよね(´・ω・`)ではお話始めます(〃^ー^〃)
既に壊れてしまっているが、かつては結界が張られていた痕跡がある。この屋敷に昔棲んでいたのは魔術師の類いか。やはりあの娘はこの地場を選んで生まれて来たのか。
犬島は邸の邸の初見してそう思った。
「非エコ住宅だな」
伊波が正門からは見えない玄関を探すように言った。
「改装も維持費も大変そうだ」
「どんな人が住むんだろうね」
「目の前にいるじゃんか」
春海の頭を軽く小突きながら伊波はまた鏡を覗き込む。
「お化け屋敷に入るのに身だしなみを整えるか普通」
「うちの屋敷だが」
「身だしなみは大切よ。だからお前はもてないんだよ。それにしてもだ」
伊波は周囲を見渡しながら言った。
「この辺に教会でもあるのか?さっきから
やけに外国人の神父さんばかり見かけるが…藤島お前も会う度にうやうやしく挨拶すんなつ-の!」
「さすがに鼻だけは効く。犬どもが」
「美景、なんか言ったか?」
「いや…日が暮れないうちに入るか」
犬島は制服のポケットから正門の鍵を取り出し開けようとした。
鍵は既に開いていた。
犬島に気を使っているのか誰も家の外観について触れようとはしない。一言で言って悪趣な外観の邸宅だった。
まるで西洋のお伽噺に出て来るような屋敷だった。庭の噴水や児童公園のような遊具。パステル色の外壁。二階に取り付けられたバルコニー。廃園になって久しい遊園地にも見える。
今にも玄関からプリキュアやリカちゃんの人形が飛びだして来そうだ。
傾きかけた西陽の中で、その全てが朽ち果てていた。こんな住宅が現実に存在するのか?そう問われれば確かにかつては存在した事がある。
バブル経済全盛時ショ-トケ-キ・ハウスと呼ばれる家屋が都心で数多く建築された。好景気に沸いた当時の日本。
「かわいい」という概念が日本の文化に定着した頃の話だ。金に糸目をつけない何もかもが「かわいい」で埋めつくされた家屋が数多く建築された。
ほんの短い熱病のようなバブル景気の遺物。ショ-トケ-キ・ハウスは建築の文化や歴史とは全く関係ないところで今は顧みられる事は無い。
目の前に威容をさらす姿は住宅では無く屋敷。お城のように見えた。 この屋敷の娘は生涯外に出る事は無かったのだ。
両親が用意した遊具や噴水やプールの水にも.、かつては良く手入れされていたであろう庭の芝生や植物たちにも、生前の彼女は一切手を触れる事は無かった。
この話はちょっと短か過ぎるのですぐに次話アップします(〃^ー^〃)お読み頂きありがとうございます(〃^ー^〃)(六葉翼)




