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悪魔達の笑顔を見るから  作者: 無辛川
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序章 1 『まほうつかいたち』

初めての作品なので誤字脱字など至らないところがあるかもしれませんが、注意していきますのでお楽しみください。

魔法使いとは魔法を駆使して国の治安を維持し、国の平和を守ることを生業とする者の事である。

 

ーーヨーロッパで大きな会議が開かれていた。


その会議に参加する魔法使い達の顔ぶれはどれも有名どころが揃っていた。その為、この会議の開催が魔法省から告げられてから連日、ニュースや新聞で見ない日はないほど注目を集めていた。



テレビにはその会議が行われている会議場が映しだされていた。


会議場の中へと有名な魔法使い達が入って行く。


その映像が流されてから30分ほどした後、物凄い音に包まれて会議場が爆破された。


テレビ画面が切り替わり、スタジオで慌てた様子の女性キャスターが会議場の爆破について述べている。


どうも、この爆破は巷を騒がせている過激派の宗教集団による物らしく、死亡者も出たという。


この事件後も宗教団体によるテロ事件は続いていた。各国の魔法使い達が協力し宗教団体確保に尽力したが、未だ確保までには至っていない。




〜10年後〜




さっきまでベッドで寝ていた少年は目を覚まし、毎朝恒例の朝の準備体操をし終え、洗面所に向かい、茶髪を撫で付け寝癖を直葬としている。

この少年は『相楽 観』


「寝癖オッケー、制服オッケー、洗面オッケー、パンツオッケー!よし朝の準備完了!」

「待って待って、最後は何を確認したの?」

そんなツッコミを横から入れている茶髪の少女は観の妹は『相楽 昧』


「お兄ちゃん、今日から高校生なんだからしっかりしてね。」


「了解!頑張ります!」


「お兄ちゃんの了解はあてにならなくて心配なんだけど。」

昧が呆れながらそんなことを言う。


少しは兄のことを信用して欲しい。


俺と昧はダイニングに出て食パンを食べコーヒーを飲み、朝食を済ませた。


「じゃあ俺は高校に行くから、中学に行くときは鍵しめて出てね。」


「おにいちゃんに言われなくてもその位できるよ!  行ってらっしゃい。」


「行ってきます。」


家を出ると家の前では俺と同じ制服に身を包んだ少年がいる。

「おはよう!」と男子の割には長い肩までのびた茶髪を振り真珠のような大きな瞳をこちらに向けているのは幼馴染の『高羽 信』だ。


「おはよう! ごめん少し遅れた。」


「少し?10分遅刻を少しとは言わないよ。」


「ごめんって、、次から気をつけるから。」


「まぁいいよ、中学の時よりはマシになったし。」


(中学の時は平気で20分遅れてたなぁ、今思い返すと結構申し訳なかったな、、)


家を出発して少しすると駅につき、丁度電車がきてそれに乗り込んだ。電車には既に高校生が何人か乗っていた。


その内の1人に同じ高校の女子生徒がいた。


「おはよう!同じ高校だよね。一年生?」


俺は声をかけようか迷ったが、これから3年一緒に暮らす仲間になるかもしれないと考えると声をかけたほうがいいような気がして声を掛けた。


「あ!お、おはよう。そう。一年生だよ。あなたも1年生?」と彼女は早口に答えた。


「そうだよ。一年生同士頑張ろうね!」


「うん! 頑張ろ!」


なんとなく、フワッした雰囲気を感じさせる子だ。髪も肩くらいまであってフワッと膨らんでるし、目もタレ目で茶目で結構可愛い感じだ。

あ、でもマイシスターには及ばないけどね。


「名前は何て言うの?」


「あ、うん! 瀬名 菜々瀬っていうの。あなたは?」


「俺は 相楽 観だよ。観って呼んで。」


「観くんね。了解。私は菜々瀬って呼んで。」


「僕は 高羽 信って言います信って呼んでね。」


「うん!信くんもよろしく!」

三人で自己紹介をし終えると丁度目的の駅に着いた。


三人で降り、改札を出て学校へと歩き出した。


「今日は学校何時に終わるっけ?」


「今日は三時に下校だよ。」


「え?入学式三時まであるの?」


「違うよ、今日は魔力量測定と魔力型検査があるんだよ。」と俺の質問に信と菜々瀬が答えてくれた。二人ともしっかりしてくれてて助かる!


「あー、そういう事かー。センキューセンキュー。」



魔力量測定っていうのはそのまんまでそれぞれの魔力量を測定することで、魔力型検査っていうのは「火、水、電、風、地、音、物、命」の八つに分かれるどの魔力の種類に自分が属するかを検査することだ。一人一人が、メインの型とサブの型をもっています。


「あー、検査か楽しみだな〜、中学の頃は魔力操作の方法とかだけであんまり掘り下げて授業で扱わなかったからなー。」


「確かにね、自分が何型とかわかるのすごい楽しみでワクワクするよね。」


「魔力量の測定は中学生の時から定期的にやってるけどあんまり変化がないよね、どうしたら上げられるんだろうね?」


「あー、どうなんだろうね?」


「んーー、まぁでもそう言うのも含めて高校の授業で扱ってくんじゃない。」



そんなこと言ってるうちに、大きくて歴史を感じさせる建物が見えてきた。この建物が俺たちがこれから通い続ける高校、『国立東都魔法科第二高校』だ。



「国立の高校だけあって敷地が広いなー。」


何に使うのか想像つかない建物も多くある。




コメントとか待ってます。(^ ^)


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