治療は終わっています
随分と放置してしまいすみません。本日より投稿再開となります。
一本目の抜歯が終わった後、私は平穏な生活を取り戻したつもりでいました。ところが、またも新たな異変が起こったのです。
それは歯磨きをしていた時でした。抜歯の傷は治ったはずなのに、出血があったのです。出血の場所はどうやら下の歯茎のよう。傷のことを気にし過ぎて歯磨きが疎かになっていたからかな? と思いそれからはしっかりと磨くように心がけるようにしました。
しかし、出血は一週間経ってもなくなる様子がありません。どうしても歯を磨くたびに出血するようでした。あまりにも不調が続き過ぎて、病院通いの生活にもさすがに嫌気がさしてきていました。
お世辞にも多いとは言えない収入が、病院代に消えていくのが一番のストレスだった気がします。
そういえば、上の歯を抜く前は下の歯の一部が見えていた気がする。歯が生えてくる時はこのくらい血が出るのが普通なんだろうか? 疑問に思っても相談できる相手はなく。
なんとなく歯茎が腫れているような気がして指で触れてみると、その刺激だけで出血するような状態でした。
もう少しだけ様子を見てみようと思っていると、食事をしたり、お風呂に入って血行が良くなったり、果ては座って仕事をしている最中にまで血の味が広がるようになってしまいました。
これはさすがにおかしいだろうということで、いつも通りかかりつけの歯医者へ電話。
予約が取れたのは9月の頭のことでした。
病院に着き、受け付けの手続きを済ませようとした時でした。
「治療はもう終わってますよ(苦笑)」
まさか、受け付けのおばさんにそんなことを言われると思っていなかったので面食らってしまいました。そこで改めて前回治療を受けたのは左上の奥歯であること、今回診てもらいたいのは左下の奥の歯茎であることを伝えました。
それでも渋い顔をされつつ、診察台へ。
「歯茎が腫れてますね。これはうちでは抜けないので、大きい病院へ行ってください」
あまり説明もなくそんなことを言われたような気がします。レントゲンの写真も一瞬見せてもらっただけで、詳しい状態はほとんど説明してもらえませんでした。
それでも、自分の親知らずが横向きに生えているのは何となく察することができました。
抜歯のできる病院の候補として幾つかの大きな病院を教えてもらいましたが、口頭でザっと言われたことと突然のことで頭が回っていなかったことで「どこを選べば通いやすいか」という重要な項目が頭から抜け落ちたまま「大学病院なら前にかかったことがあります」と答えてしまったのです。
診察券を持っているなら、ということで先生が紹介状を作りに行っている間、私は抜歯手術のできる病院がまとめられたはがきサイズの紙をもらいました。
よく見てみれば、家と職場の間にある病院もそのリストに載っています。私の家からだと大学病院はバスを乗り継いで行かねばならず、他の病院にすればもっと交通の便が良いところも幾つかありました。失敗した、と思っても時すでに遅し。
紹介状を受け取ってしまった私は大学病院に行くしかなくなってしまったのでした。
その日かかった治療費:1,740円(薬代込み)
化膿止めの薬を処方してもらいました。帰りまで受け付けのおばさんの態度が気に食わなかったけれど、そこはあえてのスルーで帰宅。