耳が詰まった
二月のある日のこと。
その日は朝から耳が詰まった感覚が続いて、右耳が聞こえにくくなっていました。
それに加えて顎に違和感も……?
まさか!?
いやーな予感が頭をよぎります。
耳が聞こえにくいのは仕事に支障が出てしまうため、仕事終わりに耳鼻科へ行くことにしました。耳に異変がなければ親知らずが原因かなぁ、とも考えながら診察室へ。
鼓膜に異変はなく、聴力も問題なし。
しかし、一つだけ異常を示す数値が出たのです……。
赤ペンで書かれた波は正常な人の波形。私の耳はほとんど波が出ない直線でした。
これがどういうことかというと――。
「耳抜きができない体質なんだね」
先天性の不具合でした\(^o^)/
昔から耳がキーンとなった時に言われる「唾を飲みなさい」はおまじないの類だと思っていましたから、お医者さんの説明を聞きながら今までのことがすごく腑に落ちました。
根本的な治療はできないものの、鼻炎の薬を使うことで一部改善できることもあるとか。
私の場合は少し様子を見て、長く続くようであれば薬をもらいに来ますということでお話して帰ってきました。
未だに気圧が急に下がった日などは耳が詰まる感覚もありますが、原因がわかっているのでさほど気にならず過ごしています。
この不具合(病名がわからない)の話をすると「飛行機乗る時とか大変じゃない?」と聞かれたりもするのですが、私は滅多に飛行機に乗りませんし、乗っても乗り物酔いが酷い人間なのでさっさと寝ます。そのおかげか耳がキーンとなった覚えはないですね。