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1年で歯を3本抜いてわかったこと  作者: 牧田紗矢乃
2本目 ~2017年秋・左下水平埋伏歯~
11/23

抜歯翌日

 翌朝、枕が真っ赤に染まっていた……なんてことは起きず。若干腫れているかな? くらいの状態で目を覚ましました。

 とはいえ、昨夜は止まらない血と消耗戦を繰り広げたり、夜間外来に行ったりと肉体的にも精神的にもヘトヘトな状態での目覚め。この体調で丸一日の仕事をこなすには無理があると思い、職場に連絡を入れてお休みをもらいました。


 仕事へ行くことを想定して朝一番の8時30分に予約を入れていたため、のろのろと布団から出て身支度をすることに。

 朝食は病院から帰ってからゆっくり摂る方が良いだろうと思い、化粧の代わりにマスクを装着。歯ブラシが当たって傷口が開くのが怖かったので、口を軽く漱ぐだけにしました。

 うがいもいわゆるブクブクうがいではなく、顔を傾けて水を口の中全体に回すような方法にして、極力刺激が少なくなるように心がけるくらい出血やドライソケットに対して怯えていました。


 病院までの交通手段を考えた時、なんとなくややこしそうなイメージがある大学病院に自分で運転して行くほどの自信はない(牧田は超が付くほど駐車が苦手)。親も仕事があるため車での送迎は無理。タクシーは前の晩で非常に痛い出費だと痛感したし、バスは家の近くからだと一度中心部に出てから乗り換えが必要で予約時間に間に合わない。

 と八方ふさがりな状況になってしまいました。


 そこで登場するのが、自転車。

 これならお金もかからないし、バスほど時間もかからない。

 ひとつ難点を挙げるとするならば、普通に漕ぐと心拍数が上がって出血しやすくなるかも。ということ。そこはまあ、自分で様子を見ながらスピードを調整するしかないということで時間に余裕を持って家を出ました。


 秋口、しかも朝ということもあって自転車に乗るにはもってこいでした。橋などの急な登り坂は自転車を押して歩き、予約時間前にはしっかり病院へ到着。少し汗ばんでいましたが出血はしませんでした。


 病院では前日の治療痕の確認と消毒をしてもらって診察終了。

 思った以上にあっさりとしたものでした。

 診察の時「昨日の夜(救急で)来たんですね~」とニコニコ顔で言われたのが少し引っかかりましたが……。

 次回の診察は翌週の月曜日。その時に抜糸もしましょうということで決定となりました。




 その日かかった治療費:990円


 前日の夜、再手術をしてもらった際の治療費を合わせてこの額です。

 内訳としては前日:760円、当日:230円。どちらも初・再診料のみでした。前日の方が高いのは夜間料金が加算されているからのようです。

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