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冬よ、死ね、愛しき冬

作者:蒼依泉
最新エピソード掲載日:2025/12/07
 ある冬のこと。

 魔法大学の講師を務める白髪のエルフ——グラシエの平穏な静寂は、空から降り注いだ号外によって打ち破られた。

 告げられたのは、エルフの国を統べる女王の退位表明と、新たな女王の戴冠式の開催。

 同時に布告されたのは、エルフ以外のあらゆる種族を排斥する、差別と欺瞞に満ちた新法。

 その即位に異議を唱えたグラシエは、彼女の親友にして幼馴染、アディユの軽口をきっかけに、ひとつの結論に辿り着く。

——戴冠式を無茶苦茶にして、自分が女王になってしまえばいい。
 
 誰もが手を取り合って暮らせる、明るく楽しい夢の国。
 そんなものはあり得ないと知りながら、グラシエは遥か彼方の理想を目指す。

 ──これは、今ではすっかり忘れ去られた、二人のエルフの冬の記録。あるいは、涙で錆びた冠を、頭に乗せた女王の話。
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