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百目式妖怪図鑑  作者: 百目


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1ページ

No.1

妖怪 シール旗


粘着質な意味を乗せ

実は裏面には悪意を潜ませる

概念的な妖怪

剥がすと構造に裂け目が残る

後味が悪い一面も


No.2

妖怪 読み抜け眼鏡


元々は将棋に使う言葉だったが

この情報社会に

人々が自然と付けられる

眼鏡を模様した妖怪

ちょっとした意識から

この妖怪は自然と外され

その意味を読み解く時

読み抜け眼鏡は姿を消す


この性質で読み抜け眼鏡が

どんな形か知る者は珍しい


No.3

妖怪 氷缶


誰かが蹴った缶の様に飛んでる妖怪

不思議と悩んだ頭によく当たる

その時を言い表すなら冴えた瞬間

閃いたなど色々言われてる

つまり思考がクリアにスッキリするのだが

放置すると溶けてせっかくのアイディアも

一緒に消えてしまう困った妖怪


放置しないで

ゴミはゴミ箱に

アイディアは記録しろと言う事だ


No.4

妖怪 没入傘


人が様々な影響から湧き上がる

アイディアを傘の裏側に溜め込む

頭の上に潜む妖怪

普段は開いた状態で

イメージが反映した柄になるが

誰も見れないまま消える事も暫し

だが創作する気になると傘は閉じ

一滴の雫が頭に落ちて

完成図として記憶される


そのクオリティは

溜め込んだイメージに比例するとかないとか


No.5

妖怪 泡あやし


子供を理由にモノを言う

大人に取り憑く妖怪

普段はお飯事などで語る

子供を模様した泡を見せる妖怪

しかし大人が子供を理由にモノを言い出すと

泡の子供がぶくぶく肥大化し

泡あやしの泡はその大人に取り憑く


主に正論を語られると

泡あやしの泡が洗い流され

一気に本性が現れるのは

泡あやしの泡が理由かも知れない


子供は目に入れても痛くないが

こいつの泡は目に痛いもんだ

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