スシローの厨房にはカニカマ裂き機でもあるんか?
回転寿司屋のカニカマサラダのお寿司は美味しい。その中でも私は、スシローのカニ風サラダ軍艦が好きだ。
あの真っ白なマヨネーズに、細く裂かれたカニカマが混ざり合い、酢飯と一体となってお口の中にこんにちは!!!!
カニカマサラダ軍艦には2種類ある。
カニカマが1本単位ですべて裂かれているものと、なんとなく裂かれている(切られている?)ものだ。
この2つのうちどちらが好きかと問うと、恐らく81%以上の人が細い方を選ぶだろう。カニカマは細ければ細いほど美味いのだ。ストローと同じだね。
私もよく家でカニカマを裂いている。3〜4本をすべて細く裂いて、醤油とマヨネーズで和えたものを食パンに乗せて焼くのだ。これだけで誰が食べても「おいちい!(^q^)」と叫び狂うトーストが出来上がる。なんと恐ろしい食材か。
さて。
私は今ウソをついた。
そう、「これだけで」の部分だ。
やったことがある人間なら分かると思うが、カニカマを4本裂くのは中々にめんどい。
まずよく手を洗わなければいけないし、力加減も考えて触れなければならない。少しでも力が強いと爪で持った瞬間にちぎれてしまうからだ。
カニカマ裂きには「チマチマ」という擬音がよく似合う。本当に、まさに、誰がどう見ても「チマチマ」なのだ。地味な作業すぎてすぐに飽きるし、出来上がる料理に対して労力が上回っている気がするのだ。僅差で。
そんな作業を回転寿司屋の人達はあの忙しさの中やっているとは考えにくい。もし手動で裂いているとしたら、それは数ある作業のうちの1つではなく、「カニカマ裂きバイト」によるものだろう。それくらい時間がかかるのだ。
だ・か・ら・☆・♡・♪・X・Y・Z・→・A
カニカマ裂き機があるに違いない。
上からカニカマを入れると、下から麺のように出てくるのだ。それをボウルに入れてマヨソースと和えたものをストックしているに違いない。
いや、違いあるかもしれない。
カニカマ裂き機ではなく、カニカマ裂き「器」説だ。
「なにが違うねん」と思ったギャルの方もいるかもしれないが、超違う。木星とびっくりドンキーのレジ横のオモチャぐらい違う。
カニカマ裂き機は機械で、カニカマ裂き器は100円グッズだ。私の妄想ではダイソーに売っていて、パッケージには「これであなたもカニの王!」というコピーが書かれている。そして、かなり売れている。
なぜ売れているのか。答えは単純、みんな王になりたいからだ。110円で王になれるのであればついつい買ってしまうことだろう。
店員さん(なんか今日カニがよく来るなぁ⋯⋯)
そりゃカニの王になりたいのは人間だけじゃないからね。なんならカニの方がその願望は強いはずだよ。
カニがカニカマ裂き器を買いに来る日常⋯⋯理想じゃない?
カニと共生出来る世界があってもいいと思うんだ。カニによっては「カニカマのほうが美味いやん」と思うこともあるし、もうカニをとらなくても大丈夫な気がするのだ。
食べないのなら殺す必要は無いもんね。だから一緒に暮らそうよ。
近い将来、カニと結婚する人も出てくるかもしれない。足が八本のカニ人間も生まれるかもしれない。ハサミがあって便利だね〜と言われるかもしれない。
西暦2080年。世界はカニ人間に支配されていた。
人類は選択を間違ったのだ。生まれつき鎧を着ていて両手に武器を持っているカニ人間と、公然わいせつ状態で産まれてくる人間。その戦力差は一目瞭然である。
カニ人間は容赦なく人を殺す。その腕力で簡単に首を切り取ってしまえるのだ。
彼らの心は常に人間への憎しみで満ちていた。かつて普通のカニだった先祖は人間に食べられていた。それを知っている彼らが人間と共生など出来るはずがなかったのだ。
っていろいろ書いたけど、「カニカマ裂き器」って実在してそうなラインなんだよね。100均ってけっこうなんでも作るし、こういうピンポイントでしか出番がない商品でも売れるから。
怖いのでこの先も調べずに生きていこうと思います。あー、めっちゃありそう。なんなら本当にスシローの厨房に導入されてそう。なんか恥ずかしくなってきたな⋯⋯