ドランク・パーレイ ~フェアリー・ドラゴンの調査報告書~
お読みになる前に作品情報の、あらすじを御確認下さい。
私はドランク・パーレイ。
容姿が優れているでも無く、クセっ毛で身長は平均より、やや低い野良のエルフだ。
酔っ払った両親に名付けられた何とも酔っ払いな名前だ。
町産まれ育ちの私でも分かる程に長命種の誇りや風上にも置けないダメエルフっぷりに嫌気が差した私は早い段階に彼らの元を去っていた。
ちなみに私は酒を飲めない。
しかし自分の就いた職柄的には今ではそれほど嫌悪もしていない。
何故なら、この背の高くない事も、エルフで在る事も、この名前も奴らの天敵と言ってもいいからだ。
飛びっきりの皮肉がウケたのか、それとも私に才があって、そのピースに良い具合に収まったのか、そこそこな暮らしが出来ている。
その─答え─は察しの良い、そこな読者方ならば、とっくに御気づきだろう。
そう正式学識名称《最恐龍種・頂至最龍・神初仔》だ!
そして私の職業は──ドラゴンの生態知見及び情報の発表提示──だ。
そして私のレポートは[酔っ払いの賭け調査 ~ドラゴン書記~]としてシリーズとなり大ヒットを重ねている。
知らない内に人気作家になっていた時には、この名前を付けた、あのクソ両親に感謝したモノだ。
私の話はこれ位にして、そろそろ仕事内容の一部を、お見せしよう。
□
幼少の頃からドラゴンに何故か惹かれつつあった私は必然のように国際調査研究隊団体に入加していた。
現場に出向して観察待機、持ち帰り考察・研究する中立機関でそれらの研究結果を正しい情報として公表する事にある。
私はドラゴンを調べたいドラゴンにしか興味が無いと言うのに新人でエルフというだけで性別も希望部署も関係無しに草食動物や草食魔物の調査に駆り出され山や草原で30年を無駄にしてしまった。
しかしある出来事が切っ掛けと草食調査のノウハウや経験が多少は役に立ち危機を助けて、それこそ名は体を表すの如く正しく紅槌龍との酒呑み事件を皮切りに今では思う存分に1人でドラゴン研究に精を出して入られているので水に流してやっている。
では始めよう、最初にドラゴンとはドラゴン類 ドラゴン目 ドラゴン属 ドラゴン種 ドラゴン・ドラゴン・ゴッドの事だ。
網と肉食の欄が潰されているのは生態などで大分に異なるからだ。
中には哺乳類的や否肉食のドラゴンもいるのでその内に詳しく記述して語るとしよう。
それと勘違いされ安いのがワイバーン種である。
あれはトカゲの進化だか退化だかの類種であってそもそもの出自が違うのだ。
その証拠にワイバーンは簡単な魔法のブレスしか吐けないだろう?
詳しくは専門ではないのでトカゲの専門部署に聞いてくれ。
まあ、一様だが恐竜種のワイバーンは、よくドラゴンと間違われ此方に調査依頼が回ってくるので嫌でも詳しくなってしまったのだが。
何時かレポートを提出しても悪くないかも知れない。
話が逸れてしまった。
今、私が一番に執心しているのがフェアリー・ドラゴン、別名はホワイトドラゴンとも呼称されて女性にも人気のタイプだ。
全体的に神秘性とスマートな出で立ちから獰猛な力その物を見せる野性味も相まって心、内震わされる者が続出なのだ、斯く言う私もその1人なのだからして。
近年ではテイマーやライダー成る冒険者も流行っているらしいが《にわか》知識や途中で放棄と後が絶たない。
そんな由々しき実例を、これ以上増やさないためにも役に多少でも立つようにドラゴンの生態等を知って貰いたい、そして広めてほしい。
さて今巻のドラゴンは?
フワリェガラス・オーロラドラゴンである。
フワリェとは、ふわふわしていて薄桃色の甘く美味しい菓子の事。
その菓子の様に幼体が体毛に覆われていたから。
だと言うのに成体になるとガラスのように透き通り白く流れるようなストレートな毛皮は、それでいて気高く気品を思わせながら荒々しく野生を失っていない龍種の最高級を魅せらいるかの如く美しい。
そしてスタイリッシュな佇まいからは予想出来ない程のワイルドで猛々しい四肢から繰り出される膂力は、被毛に隠れて見えない所でパワフルを正反対に体現するスピーディーな滑走や跳躍は、おっと、すまない。
関係ない事を延々綴る所だった。
オーロラだったな。
艶やかな白い体毛色が太陽光を反射と加減で、そのつど度びに色合いが変わったように見える事から名付けられたそうだ。
私なら菓子や硝子から抽象したりはしないが、今はこの名前さえ愛おしいのだから我ながらドラゴンとは不思議な物だ。
通称はフワリェ・オーロラドラゴンだ。
このドラゴンは哺乳類のように子を産むので卵は無く、授乳で育てる希なタイプで1度に一匹から二匹を生み育てる。
群れでの報告は皆無で母のみで育児をするのだが、たまに祖母も育児に参加しているケースもあるようだ。
それが分かったのは今から100年程前に調査へと赴いた時の話だ。
それは今は亡きトルカロネ王国の要所の1つポルカトルネボン益塞十字街、近くに巣で暮らしている彼女の事だ。
□
ポルカトルネボンには件のフワリェオーロラドラゴンが居着いて直ぐに1度、プライベートを装って勝手に行って怒られては隠れて二度行った位で長居出来なかったのを覚えている。
ポルカトルネボン事態がドラゴン効果で栄えたようなモノで立地は森に囲まれており、そのポルカトルネボンから見える森の開けた近場に約500から600年前に巣を作ったフワリェ・オーロラドラゴンが子を産んだと報告が来て私は居ても立ってもいられず、その日の夕方には出発していた。
どうやら、この事を知らせたのはポルカトルネボンの地にドラゴン出現を承けて派遣された龍守地脈と呼ばれる森代の一族の友人から、らしかった。
森代は由緒高々なエルフやハイエルフしか就けない役職でありエルフの里から選出されるため里から出た野良同士から生まれ家柄も無いに等しい私には縁がなく羨ましい限りの話である。
ではエルフがドラゴンを監視し守っている理由とは?
それはエルフがドラゴンの次に神によって創られた種族、生き物だからに他成らないとの事だ、らしいのだ。
エルフの里で教鞭された訳もないので又聞きでしかなく敬虚でも信心深くもないので細耳と言う奴だ。
(エルフの諺で“細耳の右から左の植大地に返る”
というモノの省略語の事。)
つまりドラゴンとの親和性も神話的にエルフは高い訳なのだ。
そんなことを考えながら送り主であるスマル・ペガサス氏の付随していた手紙を馬車に揺られながら読んでいた。
ポルカトルネボンに到着したのは1週間後の事。
私は待ちきれず彼に会わずに森に息を潜めて入った。
調査研究隊団が研究機関と大仰に言っても実際にする事は地味で耐え性でなければ務まらない。
出来なければ忽ちドラゴンの胃袋の中だ。
逐一、行動をメモする。
勿論、対象であるドラゴンから見付からずに隠れながら、しかも魔法にも敏感に反応するため使えない。
魔法道具なんかは微調整が無理なので即見つかるため、やはり使えないのでイラスト等も全て直筆の手書きになる。
そうくるとエルフだった私は天職といえた。
苦手なイラストも長い生の中で人様に見せるには十二分な出来に其なりになったりと利点が多い。
それにしても何時、何度見てもドラゴンの親子の様子は素晴らしいの一言に尽きる。
ドラゴンは他の野生化の生物と違い、ほぼ一匹を産む。
例外が有るとすれば二匹、つまり双子までだろうか。
三匹、三つ子はてんで見たことも聞いた事もない。
理由は簡単、他の生物と異なり母親のエネルギーを分け与え誕生する存在がドラゴンで有り、子だからだ。
1度に5~6も分け与えていたら弱体化してしまうから他ならない。
まぁ例外は往々にしてあるので番に因る繁殖の場合も少なからずは、あるが例は本当に少なく稀な少数例と言っていい。
そもそもの彼らドラゴンとは強者、頂点に君臨する生き物だ。
私も1度程度しか育児期を過ぎて尚、番で行動し群れ・家族を形成している例外を見たのは無い位だ。
つまりエネルギーとは大雑把に纏めれば魔力だ。
魔力足るそのモノを分ければ分ける度に母体が弱くなってしまうので自然界の危険から数より質を求め育てる事を選んだ結果なのだろう。
さて、ここいらで此処、ポルカ・白龍の森に生息するフワリェ・オーロラドラゴンの事前にスマルが収集した個体情報と私がこの目で実際に現段階での集めた情報を精査していこうか。えーと年齢は、訪れた年代と照らし合わせて計算外すると凡そ600~700以上。
体長は約120メートル程で、メス。
無闇に多種をキズつける事はしない穏やかな性格だが、今は産後で我が子を外敵から守るためにピリついているだろうと書いてあるが、それはズバリ明白だよ。
元々は龍として成体と認められ親元から離れ行き着いたのがポルカトルネボン街の近くだっただけで土地の守り神のように扱われているが現地人との交流は皆無、…………いや何々、当時の当主が顔を、いや首を突っ込んで痛い目をみているのか。
あの街も半壊して当主の逃げた先で‥‥‥死亡、責任の是非で処刑されたのか。
一族に刑が及ばず、まだ良い方だろう。
文字通りに龍にも国にも逆鱗に触れた訳だ。
確か………当時、新聞に載っていた見出しには代替わりしたばかりの莫迦息子が功を焦ってワイバーンと勘違いしてか飼い馴らそうとしてだったかな……そんなのだったはずだ。
龍は神の次、ないしは神そのモノだ。
それにむやみやたらに触れて良いわけも無く、有ろう事かペットにしよう等と。
国の王は龍の天罰を畏れて累が及ぶのを危ぶんで神敵として公開処刑したのだろうな。
この時のドラ息子の所業を覚えていたとしたら母になった彼女は自分達の領域に入った者を容赦しないだろう。
ん、なになに?
時又、スマルの奴は交流を持とうとしたのか。
その時に人の言語でスフェンヒィリアと名乗ったと有るな。
資料を興味深く読んで周囲の警戒が弛んでしまっていた一瞬の時、大木の大枝に寝転び葉を巻き付けて頭に取り付けていた望遠鏡を外した矢先に私は鳥肌を感じて咄嗟に大枝に強く抱きついた。
数秒遅れて森全体が一瞬の間にザワザワと震えて一陣の強烈な風と共にその理由を知る事になる。
スフェーンヒィリアが空に向かって白銀の細長いブレスを放出していたからだ。
私の長年の身体は勘として私の意識より早くこの異変を感じ取ったらしい。
気付かれたかと焦るも、どうやら寝起きの寝惚けでブレスを放ったようだった。
肝を冷やしたが気を落ち着かせ、整えてから資料を片目で読み進めていくと、初めての育児なのが窺えるらしく。
寝不足だと言うことが分かった。
この地の森代のスマルがスフェーンヒィリアの出産の兆しに勘づいたのが50年ほど前で、ってその時に私に知らせろよ!
無事に産んだのが1年まえっっッッッ!?
生後1年だが人間の成長に照らし会わせると、まだ産まれたばかりの赤ん坊に等しいのか。
これはエルフとも時間の流れが異なる。
この1年間、定期的に数時間隔に起こされては乳をあげて、他のお世話や周りを警戒して離れないように傍に寄せてはとピリ付きながらのワンオペで充分な休息が取れていないのか。
ん!?
スフェーンヒィリアが巣にしている開けた場所に結界を張り出した。
何を始める気だ。
結界は透明だったので継続して調査は出来るようだ。
円形の守護結界か。
これは今までも似た経験があるからそこまで警戒しなくてもいい。
しかし六角形で形成された四角の陣の結界より下の位階だが並の人間では解けないだろうな。
今更、結界を展開しなくとも森の住人達は彼女には手を出さないしドラゴンを前提にした生態系が出来上がっているだろうに。
それから寝る事もせず観察する事、2時間。
漸く、彼女のしようとしている答えが分かる。
どうやらスフェーンヒィリアは自分の縄張り、つまり巣から何処かに行きたいらしい様子だった。
しかし我が子が、そんな事を許す訳も無く。
慌てるように寝かし就けたりとするも起きて離れないので困っている様でもあった。
なので育児放棄では無いようだがスフェーンヒィリアが本当に何がしないのかは行動からは読み取れないでいた。
そこでスフェーンヒィリアは諦めたのか我が子を前肢、人種で呼ぶ所の腕で優しく抱き抱えると飛び立ち結界を破壊せずに抜けると何処かに飛翔して消えてしまっていた。
□
余りの出来事に呆然とするも彼女は結界を解除するでも無く通り抜けた事からも此処に戻ってくる意志があると見て言い。
ドラゴン感覚で行くと何年に成るか分からないが私もエルフだ、何時までも待とう。
その間にスマルが帰ってくるだろうから会ってやっても良いかもしれないな。
だが私の予想とは裏腹にスフェーンヒィリアは次の日の昼頃に戻って来たから驚いた。
いや、それだけだったならば昨日の内に街に戻って食糧調達してればと軽い後悔ぐらいはしただろう。
しかし、スフェーンヒィリアは彼女によく似た体色、鱗に彼女よりも、もう一回り多いドラゴンと並走して飛んできたのだ。
今頃、街は大騒ぎだろうか。
我が子は一回り大きいドラゴンの頭に鎮座するように眠っているのが微笑ましく私は難とも言えぬ感情に包まれていた。
最初は夫かとも思ったが剰りにも似通った箇所や類似する点が多いため直ぐに親子、スフェーンヒィリアの母親なのだとピンとくる。
つまり育児に疲れ悩んだ彼女は母に助けを頼ったのだ。
ここは人種も同じ発想なので可笑しくて笑ってしまいそうになる。
それから数日、スケッチやメモが捗る充実化した毎日が続いていたある日。
まぁスマルの奴が関所で待ち惚けを喰らい奇怪しいと辺りを当たり前のように付けて森に探しに来て私と遭遇するなんて事も合ったが概ね良好な日が、それこそ続いていたと言って過言では無い位だったのだ今日までは。
突如、森を一直線に物凄い速度で駆け轟音を響かせ私のいる大木の下をも突き進むソレは人だった。
正確には人族の冒険者だ。
もしかしたら血の何%かには獣人等が混ざっているかもしれない。
それくらいには凄まじい力を感じたからだ。
っと言っても私は戦いだの斬った張った争い事は、からっきしなのだがね。
あれ程の実力があるのだ世間では名の知れた者だとしても私には関係者ない。
ここは犬し、いやいや犬獣人くん(仮)と心の中で呼ばれてもらうか。
そんな犬くんは止まる事も無くドラゴン一家を目指しているようでスフェーンヒィリアの開けた縄張りを見下ろせる崖から大声を上げて剣に魔力を伸ばして飛び降り斬り掛かっていた。
彼の存在をスフェーンヒィリア達は私より先に察知していた事だろう。
或いは私の存在も気付いていて敢えて見逃しているかもしれない。
私は固唾を飲んで、似た寄った彼の顛末を見守った。
されど犬冒険者はスフェーンヒィリアでも無ければ、母親でも無く、勿論、赤子でも無い。
唯の護身用の結界に阻まれて負けてしまった。
結界に傷1つ付けられずに滑り落ちた犬くんは満身創痍で行きとは違いトボトボと凹みや割れている格好と砕けた剣を引き摺りながら街へと帰っていった。
しかし彼のコレからの人生は謂わずもがなだ。
あの様子だとリベンジに燃えるのか、はたまた、これに懲りるのか。
どちらにせよ彼に待つのは………………。
そしてドラゴンもこんな事をされて黙ってはいない。
今度は寝惚けのブレスでは無く警告の意味合いが強いブレスを街側を向けて放たれていた。
幸い、いや敢えて宙を空振りした咆哮の後、彼女スフェーンヒィリアは母に我が子を預けると颯爽と翔び上がると街の中心に建造物なんてのはお構い無しに降り立つ。
噴水の有る大きな広場だとか。
後から聞いた話だと彼女の計らいとドラゴンの影が見えた時には迅速に避難が初められたために死者は出なかったようだ。
まぁ鉤括弧で、この時は~が付くのだが。
降り立ったスフェーンヒィリアは人の言葉で今まで不可侵だったのを取り止め破壊を尽くしと、やんわりと告げながら実は子を産んだからと街中でブレスを吐こうとしてスマルが仲介に入る事で何となく顔見知りだと認識されてか話し合いは上手く進み。
今迄は地元の者達がスフェーンヒィリアを奉る石造りの祭壇が森の入口から、やや離れた位置にあり祈りや供え物は存在さえ知らなかったのか知っていても近づいていなかった。
祭壇に子に必要なモノを供えるからとスマルは取引をして怒りを鎮めてくれないかと頭を下げた様だ。
エルフの長が下げエルフ一同も下げると街の住人も次々に下げたらしいが1人だけ土下座をしなかった者がいるようで現当主その人だった。
過去には龍の怒りを買い国その物が滅んだ事さえあると言うのに今の若いのは歴史を知らな過ぎる。
まぁ最後にドラゴンに国や他国まで影響して被害を被った事件や勇者と呼ばれる者がドラゴンに喧嘩を打ったのは数百年前なので仕方ないと言えば仕方ないのかも知れない。
我々エルフと違って人種は寿命に縛られているというのに傲慢で欲深いのだから。
さて、この当主(男性40代)はどうなったかと云えば有ろう事か、この事件を起こした張本人の犬冒険者を焚き付けた犯人である事が後の調査で判明、彼の仲間をその場でドラゴン退治させようとしてスマルに取っ捕まり首都に連行されて分かりきった裁判をされるんだとさ。
犬くんは街に着いた矢先に命切れたようで術師の甲斐無く亡くなってしまった。
仲間の内、数人はドラゴンに果敢に挑むも何もされていないにも関わらず返り討ちに合い死んだ者も居たとか。
残りの数名は大人しく捕まったと聞くが待つのは領主と同じ末路だ。
当主はスマルの権限で代替わりした。
子供が幼かったため妻が成人するまで代理を勤めるとか。
私は街が騒がしいなと思いながら、おばあちゃんドラゴンと孫ドラゴンを眺めて視線を離せなかったために、そんは状況は知るよしも無く帰ってきたママドラゴンとの三代を、にこやかにしていた所をスマルの娘に見つかるまで半日経過していた。
スマル娘、リココは父の伝言を告げると私を無理矢理に捕まえ拐って行くのだった。
無念。
コレだから戦える奴は話が通じなくて困る。
何でも此方から知らせ頼んだのだが、こうなってしまった現状では生態調査は延期せざる終えないと判断したと言うのだ。
有り得ん。
ここから楽しく面白くなってくるトコロだろうが。
スマルはこの、一大事をエルフの里の長老に知らせにポルカトルネボンを出発したため報酬は貰えない事になっていた……………!?
どうやら正式な依頼では無く友情出演だったらしい。
奴との間に友情など成立した記憶があった試しがないのだが。
‥‥‥‥確かに今の事態は宜しく無いのだ仕方ない。
大人しく退散しよう。
ポルカの森からは!
山1つ離れた所からでも観察は出来るのだからね!
では1人で帰れるので話してくれるかな?
リココ氏?
うむ。
キリも良いし今回は此処等で終わりとしようか。
ワクワクする展開に山場、ドキドキする話が無かったが仕方ないさ。
これも又、人生という奴なのだから。
次回はこの続きは或いは別のドラゴンの生態を紹介してもいいだろうね!
ふぅ、久し振りの山歩きは疲れるな。
しまった、ついさっきまで生態メモや考察を綴っていたドラゴンへの昂りが冷めていないからか関係ない事まで筆が走ってしまう。
如何な。
では本当に今回はココまでだ。
スフェーンヒィリア視点の裏側で何を思い行動していたのか、や物語の続きも考えてあるのですが短編で長くなりすぎた感が否めないなと。
急遽、ムリ繰りに終わらせてしまったのはワタシの実力不足です。
続きが気になる!
どうなるの?
って少しでも思わせられていたら作者冥利に付くのでしょうか。
好評や感想次第では続きが………作られるかも?
宜しくお願いします。
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