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嘘日記~あかり~  作者: 燈(あかり)
25/31

25【花のような可憐なひとになりたい】



 ノア君と元勇者さんが経営している花屋さんに行った。



「おや、この気配・・・君、アトリメデューナ?」


 

 元勇者さんに、ノア君がアトリメデューナだってバレた。


 そして、元勇者さんは味方になってくれるらしい。


 最近、おかしなうわさがたっていたのは『うわさ好きなばばぁ』の所業。


 ノア君の働く「フェアリノス」経営に悪影響をもたらしている。


 それから、最近ストークが過激になってきている『危ないじじぃ』について相談。



「おい、おい、アノちゃんの兄かっ・・・!?名前はなんと言ったかっ・・・」



 びっくりして振り向くと、ジョギング中であろう『危ないじじぃ』登場。


 花屋のお兄さんこと元勇者が、ノア君を隠すように前に出た。


 すると遠目から、「勇者っ!?ヤバい、ヤバい、ヤバい!!帰るっ」と去って行った。


 ほっと一息つくと、それを待ってくれていた元勇者さんが言った。



「あいつは何か特殊な能力持ってるな・・・俺は元勇者だって極秘だぞ」


「怖い・・・」としか言えない私。


「あいつ、警察の局長の隠し子だって本当らしい」


「どうやって分かった?」


「通報したら、そのひとは局長の隠し子だって電話口で言われた。対応しないって」


「局長は突然の心臓麻痺で1週間前に死んだ。葬式に出たよ」と元勇者さん。


「「えっ!?」」


「状況変わるかもしれないぜ?これ、俺の名刺。何かあったら言え。斬るから」


「「斬る?」」


「あいつ、何の罪かは分からないが・・・どうも、時効が切れたばかりらしい」


 怖がる私に、ノア君はその場で薔薇の花を一輪、買って贈ってくれた。

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