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嘘日記~あかり~  作者: 燈(あかり)
23/31

23【木漏れ日の中のキス】



 だぼだぼとしたフードパーカーに、七分丈のズボン、こだわりが魅えるスニーカー。


 ノア君といつもとは違う公園にデート。


 花畑を一望できる木陰で、隣り合って座っている。



「ノア君のこと・・・もっと、知りたい」 


「もしかしてセックスしたいのっ?」


「い、いや、まだ違うですっ。昔のこと聞きたいって意味ですっ」


「ああ、なんだ・・・初めては燈ちゃんがいいって言ったっけ?」


「はい。聞きました」



 ・・・俺ね、14歳頃から発育がかなり進行して・・・両親に捨てられたんだ。


 女性的な曲線やふくらみを、実の子供でも・・・見苦しいみたいな言い方された。


 アトリメデューナはまだ一般浸透してなくて、秘密にしてなきゃいけない。


 本当はSPとかがつく筈なんだけど、SPに襲われそうになったから断ったんだ。


 男の時も女の時も、命や貞操が狙われてる。


 危ないじじぃも最近、「ヤらせろ」とか言っていた。


 アトリメデューナは何かしらの才能を持ってるはずなんだけど・・・


 俺の場合、不明なんだ。


 まだ未発見なのかもしれないけど・・・


 それから俺、本気で好きだと思ってるからこんな話をしている。


 学校にも行ったことない。


 あと、貸してくれた本めっちゃ面白かったから、感想を言いたい。



 そんな流れで、私は「初めてがしたいだけ?」とぼやく。


「違う。なんだか好き!アトリメデューナは浮気しない脳なんだよ」と言われて少し安堵。


「じゃあ・・・今日から付き合いはじめでいいよ」


 私はノア君の唇近くにキスをした。


 その部分に熱が移ったような仕草をしたノア君は女性化、ほほにキスが返ってきた。


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