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19【2回目のデート】
ノア君との2回目のデートに、「星王子」を持参した。
住んでる区が違うから、少しぎくしゃくした。
説明に動揺していたけど、慣れてくると女装したノアちゃんが言う。
「リボン、結んであげないの?」
「あ。それについて、リボンの色はこっちで選んじゃったけど・・・」
「ん?」
「よかったら、一緒に結ばないですか?」
「いいのっ?」
「うん!」
ふたりで「星王子」にリボンを結ぶ。
注文の枠にいずれ結ぶであろうリボンの色や柄の注文もできる。
なので青に白い柄とねじりヒモがついたリボンを選んだ。
「ありがとう!嬉しいよ」と星王子。
「これって・・・端末はどうなってるの?」
「え?」
「やばいっ、変わるかもっ」
咄嗟に星王子をこちらに向かせて抱きしめて、男性の状態になるノア君。
お互いに顔を見合って、ため息を吐いた。
「ごめん」
小さく、ノア君がかぶりをふる。
「あっ。お弁当作って来たから、一緒に食べようか?」
うなずくノア君。
ふたりで協会の教会に寄って、神父様に挨拶をしたら意外がられた。
それから星王子を見て、「ツクモだ。児童園に寄付しなさい」と言われた。
ツクモ魔法がかかったヌイグルミロボットには、たいがいその処置らしい。




