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嘘日記~あかり~  作者: 燈(あかり)
16/31

16【夜の11時頃】


 気まずくなっていったん帰宅はしたはいいものの、夜までもやもやしてた。


 私、多分「恋」ってやつをしてる。


 夜だし、防犯グッズの付いたカバンを持って家を出た。



 もうすぐ彼のいる店って時に、カバンからひょっこりとマリアンヌが出てきた。


あかりちゃん、マリアンヌは応援するわよ」


 カバンの中にマリアンヌがいたことを知らなかったので驚いた。


「しー、今、いっぱいいっぱいで・・・」



 街灯の所にいたのだけれど、曲がり角から半袖シャツにロングスカート美女。


 向こうがこちらを見て、そして「えっ?」と声を上げた。


 まずい、マリアンヌを見られた!?


「あ、あの・・・」


「燈ちゃん、何してるの?あ。やべ。違う。いや、あの・・・俺、違う、あの」


「あら?そちら教会で会わなかった?」とマリアンヌ。


「ん?マリアンヌさん?・・・え?」と美女。


「そちら・・・は・・・?」


「ノアの双子の姉よ」


「ひとりっこだって聞いてるけど・・・」


「えーと・・・胸、触ってみてもいいよ?」



 興味本位で触ってみると、「あ。やっぱり男に戻る時間だ」と美女は言った。


 触った胸が、どんどん平たくなって、喉仏も出てきているし声が変わった。


「あの・・・俺、アトリメデューナって言う両性具有の体質で・・・協会員。君もなの?」


 マリアンヌの存在もあって、私の家が協会員であることを言ったらノア君に喜ばれた。


 その日の夜は買い物帰りだったノア君に家まで送ってもらった。


 勘でカバンの中に入ったマリアンヌお姉ちゃんに感謝。

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