20分しか喋ってないキャバ嬢を外に連れ出したぞ!!!
前回までの話は……
それから何日か後…。
俺は夜になんとなく散歩をしていたところに電話がかかってきた。
誰だっけなこれ?
こんな時間に掛かってくるから、知ってる奴だろうけど…
「もしもし?」
「もしもし、リテュエルだょ!」
「!!?」
「おぉ!どしたん???」
リテュエルちゃん…いや、キャバ嬢から電話が掛かってきたせいで俺のテンションは急上昇。
お前、いつもより数段高い声、どっから出してんだ?
「ゼロ君、今から飲まない?」
「い…今??」
「うん……ダメ??」
「いやぁー明日仕事だし、無理だよー(めっちゃ笑顔)」
「じゃ、1時間だけっ!」
「無理だよ、俺、酒飲み始めると絶対止まらないし…」
「私が無理やり帰すから」
「いや、でもなぁ…」
「お願いっ!ぉねがぃ…」
こんな会話をしたのを鮮明に覚えている。
只の営業の電話だというのに、終始俺はニヤついていた。
「ぉねがぃ」って言われたとこなんて特に。
男は女の甘えに本当に弱い。
それが打算だったとしても。
っていうか100パー打算だと思う。
「今度っ!今度ね。」
「ぅん……」
と…電話を切ったわけだが……。
シェイクスピアが言っていた。
『楽しんでやる苦労は苦痛を癒すものだ』
確かに。
確かに断るのに骨が折れた。
俺、この営業電話が1時間続こうともクソ遠いキャバクラなんかに行きはしない。が。
その1時間、俺ずっとニヤニヤしっぱなしだと思う。
いやーー、困ったね(*^^*)
リテュエルから営業の電話が来たのはこの1回だけだったが、俺たちのメールは続いた。
リテュエルの働いている店が開店2周年でエナメルのバルーンとシャンパンタワーの写真
俺はコメダ珈琲でシロノワールの写真……もあったが、会社が倒産した時の文書を送ったりしていた。
まぁ、負けてないだろう…。
…キャバクラ行ってから2ヵ月ぐらい経ってたんかな…、この時にはもう、会社は倒産していた。爆笑
何となく続いたメールでキリがないからダメ元で食事に誘ったらokもらえたので、デートに行くことになった。
川崎でな。
まぁ…俺も職場が川崎だったわけだし…それぐらいは妥協しよう。(自宅から1時間半(^^;) 当時の俺は女の子とのデートで舞い上がってしまってそんなこと考えてなかったけど…。
川崎でデートとなるとあそこしかない。
改札出て左に曲がれば…そこがある。
駅直結【ラゾーナ川崎】
気になったら【】内を検索してくれよ。
ショッピングモールはデートに最適だ。
キャバクラで長く話をしたわけでもなかったが、雰囲気が盛り下がることなく過ごせるだろう。
という予測と緊張の元、俺はリテュエル……いや、キャバ嬢との待ち合わせ場所に突っ立っていた。
だって相手は男が憧れている「キャバ嬢」なんだから…そりゃあな。。。
俺が学生時代、見てたテレビ東京のドラマ【嬢王】
処女の女子大生が、借金返済の為にキャバ嬢をやるドラマなんだが……まぁ、詳しくは検索してくれ。
このドラマの放送時間が確か、0時過ぎの枠だ。
その枠では女の裸のシーンが絶対、1話に1回は出てくるんだよ。次回予告にも絶対練りこまれている(笑)
キャバ嬢のドラマで裸のシーンと言ったら、だいたい分かるじゃん。そう、枕営業のシーンよ。
で。
この日、俺ももしかしたら……なんて考えていたわけではない。
でも、その為じゃなかったら20分ぐらいしか話してない女の為に時間と金を割くわけがない。
とか考えていたら俺を呼ぶ、女の子の可愛い声がした。。。
「おーーい、ゼロくーんっ!!」
(おっ、来た来た……)
「っ!???」
誰だお前……!!??
『世界』https://twitter.com/zeromenuetto
如何だっただろう?
次回更新まで、しばし待て。
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俺がより感情的になれる。
それを、より論理的に伝えられるんだ。
是非、押していってくれ!!
最後まで読んでくれてありがとさん!!