人魚の物語
掲載日:2019/04/24
むかしむかしあるところに、人魚に外の世界を見せる約束をした少年がおりました。少年はいつしか約束を忘れ人魚は深く悲しみました。すると大きな雲が空に出来、人魚の涙の様に青年を飲み込みました。嵐が止んだ後、世界中の海でとても綺麗なイルカが現れる様になりましたとさ
むかしむかしあるところに
生まれつき体の悪い少年がおりました
その少年は海を自由に泳ぐ人魚に恋をしました。
ある日人魚は少年に言いました
『海の外の世界が見たい』
それを聞いて少年は人魚にいつか外の世界を見せる約束をしました。
少年は大きくなり体の調子も良くなって人魚との約束を守る為に働きに出ました
人魚の驚く顔が見たくて、その事は内緒にしていました。
ある日大雨が降って人魚が心配になり見に行くと人魚が泣いていました。
少年は人魚になぜ泣いているのか聞いてみると人魚は
『顔を見せてくれないから私の事を忘れたのかと思ったの』
と言い、ずっとずっと泣き続けました
少年は泣いている人魚を見ているのが辛くて船を買おうとしていた事を話しました
人魚は驚いた顔をしています
その事に満足した少年は更に言いました
『仕事に行って人魚を泣かせるぐらいなら、人魚の目となり世界を巡ろう。』
人魚の顔は笑顔になり
空は明るく晴れ渡りました
これはとある物語
これは人魚の物語




