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十月欠片  作者: とにあ
8/9

いつか

「貴方が望むなら何にだってなれるのに」

 それが誰から誰に向けられた言葉だったのか覚えてはいない。

 ああ、私には無理だ。すんなりとそう思った。

 私は私が何者にもなり得ない変な自信だけがあった。

 私は私のダメなところしか見えないから。

 髪は、綺麗だと褒めてもらった記憶はある。だけど、ぼろぼろになった髪をさっぱり切り落とした時の開放感が忘れられない。

 私は認められたことを否定して喜んでいるひねくれ者。

 こんなだから、誰かとうまく接することができない。大切にされて期待されて、そのすべてを裏切ることでしか返せない。それが、私。

 それでもいつか誰かに言いたいのだと思う。

 何もできない私だけど、「君の隣にいても、良い?」そう言葉を紡ぎたい。

 そう言葉を紡がれたい。

 いつか、誰かのそばにいたいと望みたい。


お題は

「貴方が望むなら何にだってなれるのに」

#創作のお題を決めましょう

https://shindanmaker.com/804823


「君の隣にいても、良い?」

#この台詞から妄想するなら

shindanmaker.com/681121

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