旧知レディナイトメアとの出会い
死体は残る仕様である。
去ろうとしたらそれを踏みつける音。
「やぁ久しぶりだなキリングロード」
「えーとお前はベトコンの…………」
「レディナイトメアだ、耄碌したか?」
「あーそーじゃったそーじゃった」
「見ろよ、この肉体ピチピチだぞ」
エルフ耳、職業はマジックガンナー。
魔弾を放つ銃を持つ。
エルフならブーストが付くのでそうしたんやろ。
ホットパンツにスポーツブラのような服装じゃ。
二丁拳銃使いらしい。
問答無用に乱射した。
その全ての弾丸を紙一重で避けた。
「感覚は鈍っちゃいないようだな」
そんな彼女は疑問を放つ。
「お前は小太刀じゃなく鉈を使わないのか?」
「このゲームには似合わん」
「てめぇの孫が創ったゲームだろう?優遇されないのかねぇおじいちゃん」
「はっ、そういう贔屓は侮辱に等しい」
「あるかもよ?」
「盗賊の盗んだ品物にか?」
「もちろんだ、ネタは情報屋からだ」
「はは、で、お前はなぜここに来た?それだけ伝えたいならメール機能を使えばよかろうに」
「あぁ、お前が参加してるって聞いてな、パーティーになりたくなった」
「…………そうか、ヒロインがいて欲しくてうずうずしとおったのじゃよ、レディナイトメア」
「絶倫野郎め、ハーレムでも創るのかい?」
「あぁ、絶対に創ってみせる」
「第一号が私だな」
「そうしろ、では、盗賊を殺しに行くか」
「もちろんだぜ、相棒」
「懐かしいのぉ、お前とコンビを組むのはな!」