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クトゥルフフタグン
密教、髑髏を本尊とする特異な法について解説しておる、が、それでは《性》を表せない、その邪教は『天魔神』を崇拝していた。
よりによって本尊は『蛸』であった。
それをたこ焼きに食するのが儀式だ。
九頭龍にして、シードラゴン。
レビアタンでありクトゥルフ。
三毒はもちろん。
チベット密教では「嫉妬」(妬み)は「無明」と「悪見」の二つを併せたものとされる。
悪魔学においても嫉妬は七つの大罪の一つに数えられる、その腐れじじい。
奇異が重なり、煩悩の猛りが、色欲の大罪さえ融合させ、そして、魔王が顕現した。
それこそ腐れじじいの過去である。